[放射能] Q どのような食材に気を付けるべきか?
[放射能]
Q どのような食材が汚染されているのか?
どのような食材に気を付けるべきか?
A 日本全国の各自治体が食品に含まれる放射性物質(放射性セシウム)濃度を計測した結果をまとめた、厚生労働省のダイジェストが公開されています。ただし、膨大な量のデータであり、これらを普段から目を通すことは困難です。ボランティア活動の中には、これらのデータに目を通して発信して下さっているメールマガジンや、約3ヶ月毎に高い値を示した食材の産地と最大値のみをまとめて公開して下さっているブログが存在します。
また、分かりやすくまとめた書籍が有ります。
今回はそれらをご紹介します。
■元のデータはこちらです。
厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/index.html
■書籍
ちだい 著
食べる?-食品セシウム測定データ745
手っ取り早いのは、やはり書籍ですよね。全国各地の自治体が食品放射能測定器を使って計測した結果を当時は、日報ダイジェストとして厚生労働省が「毎日」公表速報していました。この本は、その厚生労働省のデータを使って気を付けるべき食材を一覧にしています。やはり基本的な確認をする上で、書籍になっている点はありがたいことです。
■データベース
パーソナルコンピュータをお持ちの方は、是非一度、以下の3つのURLを訪れて、いろいろと思いついた食材などを検索してみてください。
[1]食品中の放射性物質検査データ
http://www.radioactivity-db.info/
[2]三重大学 奥村研究室
https://oku.edu.mie-u.ac.jp/food/
[3]みんなのデータサイト:
http://www.minnanods.net/
[1]は、最新データも含めて整備されています。
[2]は、H26.3.31までのデータで終了しました。更新を既に終えています。
でも、[2]は、非常に検索が早く、またスマホからも気軽に使えます。
更に、不検出と、検出、>100 Bq/kgなどの、放射能値を使った絞り込みが簡単にできる点がなんとも便利でお奨めです。
基本的にどんな食材がどのくらいの値を過去出していたのかをざっと見るにはとても貴重なデータベースです。
[3]みんなのデータサイト
市民測定所のデータベース
震災後、食品放射能を計測するために市民測定所が全国に急速に立ち上がりました。自発的に計測を始めた食材の測定結果を一つのデータベースにまとめる作業が完了し、使いやすく更新がなされ続けています。
厚生労働省のデータは、基本的に地方自治体のデータの転載であり、地方自治体が検出下限値を何処まで追い込むのかは、スクリーニングのルール(25Bq/kg以上を検出する検査体制で、検出されたらゲルマニウム半導体検出器で精査すること。)に沿えば良しとする自治体もあれば、1Bq/kg相当まで測定し、検出されれば公表する姿勢を貫く自治体も有ります。
その点、市民測定所の測定は、計測時間をかけて出来る限り低い値まで検出下限値を下げて計測したり、季節毎、実際に食卓に載る旬な食材に注目するなど、生活に密着した消費者目線の食材(検体)の選択や調理方法による変化を調べたりした測定値が盛りだくさんです。
ぜひこちらも注目してみてください。
■メールマガジン:
「マダムトモコの厚労日報ダイジェスト」
http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/マダムトモコの-厚労省日報ダイジェスト/
簡易URL
■BLOG
・高い値を示した食材の産地と最大値のみをまとめて公開しているブログ:
「「たけのこ幼稚園*放射線測定室」のブログ」
http://ameblo.jp/takenoko-kids/entry-11937543004.html
参考)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_026_hori_20140818.pdf
『市民研通信』第26号 通巻172号 2014年8月
「4年目のごはんのはなし」堀ともこ(世田谷こども守る会)
※厚生労働省報道発表の全データを見つづけた担当者が語る汚染食材留意点のまとめ8ページ。必見。
[記事履歴]
2016-4-28 記事のレイアウトを変更。書籍の項目を追記。
最近のコメント