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書籍

2013年2月 9日 (土)

書籍 ラルフ・グロイブ/アーネスト・スターングラス「人間と環境への低レベル放射能の脅威」あけび書房(2011.6.25)

書籍 ラルフ・グロイブ/アーネスト・スターングラス「人間と環境への低レベル放射能の脅威」あけび書房(2011.6.25)

Ralph Graeub Ernest J Sternglass
The Petkau Effect
The devastating Effect of Nuclear Radiation on Human Health and eht Environment

(page129 〜 page130)記載内容を要約しました。

2つの実験事例が紹介されている。
異なる2つの放射線の照射条件にて、「細胞膜が破壊」されるまでの条件を計測した。

■実験1:高線量x短時間
・放射線源:X線
・強度:260 mSv/min ( = 15.6 Sv/h)
・照射量:35 Sv ( = 15.6 Sv/h * 2.24h)

■実験2:低線量x長時間
・放射線源:水に溶かした放射性食卓塩(Na-22)
・強度:0.01 mSv/min ( = 0.6 mSv/h)
・照射量:7 mSv ( = 0.6m Sv/h * 11.7h)

つまり、細胞膜の破壊は、高線量を短時間照射する場合よりも、低線量を長時間照射する場合に、積算照射量で、5,000倍(=35 Sv/7 mSv  )効果的に細胞膜を破壊する。

<書籍正誤表>
(page131)
正:1980年のBEIR IIIは、スターングラスとペトカウ効果に初めて言及せざるを得なかった最初の文献だった(32)

誤:1980年のBEIR IIIは、スターングラスとペトカウ効果に初めて言及せざるを得なかった最初の文献だった(132)

参考文献

http://journals.lww.com/health-physics/Abstract/1972/03000/Effect_of_22Na__on_a_Phospholipid_Membrane.4.aspx

Health Physics:
March 1972
Effect of 22Na+ on a Phospholipid Membrane Petkau, A. Abstract
Radioactive 22Na+ has been used to irradiate model phospholipid membranes. It was found that the membranes rupture after irradiation periods varying from 20 to 600 min, depending on the dose rate. It was further found that both the membrane duration and the absorbed dose at which the membrane ruptured could be correlated with the dose rate by both power and exponential functions. The phenomenon is discussed on the basis of radiation-initiated oxidation and polymerization reactions.

(C)1972Health Physics Society

(page138) 細胞膜の損傷と健康
ペトカウ効果では、放射線は病気に抵抗する細胞に障害を与えるようである。(*1)
これにより感染の危険が増加し、ウイルス、細菌、ガン細胞は再生しやすくなる。
発達途中の子宮内の胎児の免疫組織はまだ十分に発達していないので、特に冒されやすい。
このように、低線量の放射線は、最終的には以前に予想もされなかった損傷をおこしてしまう。
これは、インフルエンザ、肺炎などの感染症、その他加齢による病気、すなわち肺気腫、心臓病、甲状腺疾患、糖尿病などが含まれる。
発達中の胎児の脳への障害は特に深刻で、明らかに精神障害に結びつく。

(*1)ヘルパーT細胞