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2016年4月18日 (月)

掃除機のゴミパックから放射性セシウムを検出しました。

住環境における放射性物質の計測事例として、掃除機のゴミパックを計測することをお奨めしています。

今回、お客様の許可を得て、報告事例を公開させて頂きました。

約1年間、掃除を行った結果、ゴミパックの中に、僅か、
1.284 Bq(ベクレル)という数量ですが、ゲルマニウム半導体検出器を用いることで、十分検出できる値となりました。

この結果は、一日あたりに換算して、過去の市民測定所のデータと比較すると、住環境に降下した放射性物質の密度に応じた、辻褄(つじつま)の合う結果であると判断できました。

ーーーーー 以下、お客様にお送りしたメール文です。


測定結果:

○○さんの結果

掃除機のゴミパックから、放射性セシウムを検出しました。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/cleaner_sample_20150420160313.png

[フルサイズで画像を見る]

Cs-137:10 ±1.1 Bq/kg

また、放射性セシウム134は、不検出(ND <2.9Bq/kg)ですが、スペクトル波形から、

Cs-134: 2Bq/kg

と推定します。(*1)

合計で、放射性セシウムの濃度値は、12Bq/kgとなります。

一方計測した掃除機ゴミパックの重量は、107gでした。

よって放射性物質の「数量(すうりょう)」は、

12 * 0.107 = 1.284 Bq となります。

一方、このゴミを集めた期間は、2015.4~2016.3の1年間でしたので、

1日あたりに換算すると、

3.5 ミリベクレル/日 となります。

参考データ:

掃除機パックの放射能測定につきましては、以下のblogに詳細書いてございます。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2014/03/post-1d32.html

1日あたりの数量は、多かった順に

1527 [mBq/]

290 [mBq/]

203 [mBq/]

でした。

比較:

上記、参考データの計測結果のワースト3の値と比較すると、

1/500~1/50 程度となります。

これは、福島第一原発事故により土壌に追加降下した放射性セシウム濃度値

塩尻、松本平 : 3~6 Bq/kg

埼玉県東部 : 400~800 Bq/kg

と比較して、ほぼ整合する(辻褄の合う)値です。

(約100倍の違い)

補足:

京都大学の河野先生による「松葉」を使った福島第一原発事故による放射性物質の降下量の測定結果は、以下のサイトにまとめてあります。

http://d.hatena.ne.jp/scanner/20130108/1357654981

単位 [Bq/kg]

塩尻市 9

【東京都】730~3000

【鹿児島県】22

以上です。

注記)

*1)

福島第一原発 2号機もしくは3号機由来と仮定し、放出時の放射性セシウム134と137のBq比率を1:1と仮定します。

それぞれの物理学的半減期から、測定時点での比率を計算すると、比率は 0.2078となります。

計測された放射性セシウム137の濃度は、

Cs-137:10.0 Bq/kg ですので、

Cs-134推定値は、10.0*0.2078 = 2 Bq/kgとなります。

詳細:放射性セシウム134と放射性セシウム137の比率

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/04/post-1d72.html

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