【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-006, 2015-11-10発行】
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■放射能 news (2015.11.10 信州放射能ラボ)
信濃毎日新聞は長野県を中心として発行されている地方新聞です。
この新聞に掲載された放射能測定結果等を1ヶ月毎にまとめて発信致します。
<凡例>
20151030 s29
2015年10月30日付け第29面の記事。数字の単位[Bq/kg]
○信濃毎日新聞上に報告された放射性セシウム濃度合算値
2015年(平成27年)10月分
・20151001s37
上田市 清浄園 汚泥焼却灰 34
上田市 天神 飛灰 30、(主灰+飛場灰混合 26)
丸子 腰越 飛灰 22
東部 東御市田中 飛灰 17
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小諸市 クロカワ 12
佐久市 マツタケ 11
小海町 マツタケ 9.5
・20151002s33
大町市 ショウゲンジ 31
・20151006s29
小諸市 クロカワ 18
小諸市 ショウゲンジ 71, 27
・20151007s27
小海町 マツタケ 15
・20151008s33
上田市 アミハナイグチ 31
上田市 ショウゲンジ 88
・20151009s37
長野市 松岡 市清掃センター 焼却灰 飛灰 24
・20151015s37
佐久穂町 ハナイグチ 36
南牧村 ハナイグチ 24, 24, 22
・20151014s33
茅野市 ニホンジカ 雌 4.8
・20151017s35
長野市赤沼 下流処理区終末処理場 汚泥焼却灰 34
・20151027s27
下伊那郡根羽村 ニホンジカ 雌 8.1
下伊那郡阿智村 ニホンジカ 雄 5.1
・20151029s31
佐久市 チャナメツムタケ 910
軽井沢町 チャナメツムタケ 560
上田市秋和 最終処理場 汚泥焼却灰 17
・20151030 s29
佐久市 チャナメツムタケ 670
坂城町 一般廃棄物焼却施設の飛灰 29
○焼却灰の濃度について
何故、焼却灰から放射性セシウムが検出されるのか。これは、下水汚泥や、一般 ゴミ(剪定枝など)を焼却することで、 焼却物に低濃度にて含まれている放射性セシウムが、濃縮されるためと推測され ます。平成23年の秋に、農林水産省の 林野庁が実際に実験を行った値が公表さ れています。 その実験によれば、「薪(まき)を燃やすと放射性セシウムはその灰において 182倍濃縮される」とのことでした。
平成23年11月18日 林野庁
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/111118_1.html
すなわち、例えば、薪が 0.1Bq/kgの放射性セシウムの濃度が有している場合であれば、その薪を燃やした後の 焼却灰は、18Bq/kgの濃度となる、という ことになります。
焼却灰の場合、こうした濃縮が行われていると考えられます。
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以上
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■記事訂正履歴
2016-9-30 新聞記事2点追記。
・20151002s33
・20151006s29
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