大地に降下した放射性セシウム起因のベクレルからシーベルトへの変換式
Q:
大地に降下した放射性セシウム起因のベクレルからシーベルトへの変換式:
[ 27.6KBq/m^2 で、0.1μSvh上昇 ](注1)
は、その後のCs-134やCs-137の減衰を考慮すると現時点での関係式はどうになりますか?
A:
Bq→μSv/h は、アイソトープ手帳にもある
1cm線量当量率定数 [(μSv/h)/(MBq・m^2)]
Cs-137 : 0.0927
Cs-134 : 0.249
で決まります。
Cs合算での1cm線量当量率定数は、
1:1ならば、
0.0927*1/2 + 0.249*1/2=0.17
現在、この比率は、0.4639ですので、(注2)
1:0.46ならば
0.0927*1/1.46 + 0.249*0.5/1.46=0.142
0.17/0.142=1.20
20%くらいです。
だから、式を補正するとすれば、
[ 27.6KBq/m^2 で、0.1μSv/h上昇 ]
1.20補正して
[ 33.2KBq/m^2 で、0.1μSv/h上昇 ]
でしょうか。
関連記事:
(注1)
放射性セシウム 425 Bq/kg の土壌汚染で空間線量率は、0.1μSv/h上昇する。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/05/425-bqkg-svh-81.html
(注2)
放射性セシウム134と放射性セシウム137の比率
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/04/post-1d72.html
正確には、2011.3.15に、Cs-137 : Cs-134を1:1と仮定すると、
本日(2013.8.28)は、1 : 0.4639
http://www.kani.com/ycrms/CalcCsWeb/calcDay.html
(記事修正履歴)
2013.9.4 Cs-134/Cs-137比を約0.5ではなく0.4639(2013.8.28時点)で計算。
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