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2013年8月24日 (土)

2013-8-15 諏訪市 松本市の空間線量率上昇について(その1)

2013-8-15 諏訪市 松本市の空間線量率上昇について(その1)
空間線量率が約0.1μSv/h急上昇しました。
関連データを整理しておきます。

■空間線量率データ
http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/
http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/20130815_suwa_matsumoto_sv_h.png

■降雨量
http://www.pref.nagano.lg.jp/kikikan/happyou/250815ooame08231700.pdf
平成25年8月15日の大雨による県内への影響について
危機管理部 8月23日
釜口水門(岡谷市) : 117mm (16:00~22:00)

■雨水放射能測定結果
雨水の放射能測定
2013/8/15の降雨の期間 屋外に出しっぱなしにしておいたバケツに貯まった雨水を計測した。
場所:松本市


測定日:2013.8.19 00:11
Cs-137 ND (<0.4Bq/kg)
Cs-134 ND (<0.3Bq/kg)
I-131 ND (<0.4Bq/kg)
Bi-214 (609keV) : 0.54 ± 0.27 [Bq/kg]

■考察
・空間線量率の上昇と降雨のタイミングが合致しているので、要因は、雨水に含まれる放射性物質と考えて良いと思います。
・ただし、4日後の雨水のゲルマ測定では、多くても、Bi-214 (609keV) : 0.54 [Bq/kg] でした。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/08/post-a19b.html
で述べた通り、井戸水に含まれるBi-214はラドンガス由来のため半減期は、3.8日です。
そのため、雨水中のBi-214濃度は、約倍の1Bq/kg程度だったと推定されます。
(注記:これは、Rn-222とBi-214が放射平衡に入った後の議論です。)
・岡谷市釜口水門での、積算雨量117mmより、1m^2あたり、117リットルの雨水が降雨しました。
従って、Bi-214に注目すれば、 117 [Bq/m^2] の降下量と考えられます。
(注記:これは、Rn-222とBi-214が放射平衡に入った後の議論です。)

・一方、福島原発由来の放射性セシウムによる、降下量と空間線量率の関係は、以下の通りでした。(%1)
「 27,600 Bq/m^2 にて、 0.1μSv/hの上昇。」

・1cm線量当量率定数  [(μSv/h)/(MBq・m^2)] : アイソトープ手帳より
Cs-137 : 0.0927

Cs-134 : 0.249

Bi-214 : 0.207

以上より、
「空間線量率が 0.1μSv/h上昇した時、平方メートルあたり、27600ベクレルの放射性物質が有る。」、つまり今回の100ミリを超える雨では、平方メートルあたり約100リットルとなるので、
「空間線量率が 0.1μSv/h上昇した時、降雨量100mmの雨の放射能濃度は、276Bq/kgであった。」と推定されます。
しかし、実際に降雨に含まれるガンマ線成分(Geで見える核種、今回Bi-214に注目した)からの推定では、まだ、100倍程の差があり、更に解析を要する。
(追記:以下に述べる「参考資料」によれば、「雨中の放射性物質は、Bi-214,Pb-214であった。」「降雨時の雨水の放射性物質濃度は、平均300Bq/kgであり、最大1200Bq/kgであった。」とのことです。上述の推定と整合します。)

■補足

http://www.pref.nagano.lg.jp/kikikan/bosai/nuclear/1207kenshu/kankyoshiryo1207.pdf

県が取り組む放射能対策について
長野県環境部
空間放射線量の測定
県内7ヵ所のモニタリングポストにより、常時測定。
持ち運びできるサーベイメータも配備

 

これらの画像から、測定はガンマ線を計測する方式のサーベイメータであると思われる。
(※表面汚染などの計測する場合には、β線を計測できるGM(ガイガーミュラー管)などが使用される場合もある。)

■参考資料 (Ao氏に感謝)

http://www.chuden.co.jp/resource/corporate/news_99_N09913.pdf

降雨による地表面付近の環境放射線量率の変動状況
電力技術研究所 技術開発ニュース Nol.99/2002-11

調査期間中の雨水中にはすべて放射能が含まれており、その濃度は1リットルあたり数十Bqから最大~1,600Bq程度(15分間採取測定値)、平均的には~300Bq程度で、放射性物質の種類は自然界に存在する鉛-214、ビスマス-214の2種類のみであった。


%1)
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/05/425-bqkg-svh-81.html

(修正履歴)
2013.8.25 表題の年の誤表記を修正しました。2015->2013
2013.8.25 追記:(注記:これは、Rn-222とBi-214が放射平衡に入った後の議論です。)
2013.8.25 修正 1cm線量当量率定数  [(μSv/h)/(MBq・m^2)]

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