江戸川産のウナギの放射性セシウム濃度が基準値を超えた
江戸川産のウナギの放射性セシウム濃度が基準値を超えた
近畿大学山崎秀夫教授の調査結果を踏まえて水産庁が同じ検体を再測定した結果が昨日公表された。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html
江戸川産のウナギの調査結果について(PDF:132KB)
(2013.5.17)
http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/130517_result_eel.pdf
検体, 測定日, Cs合算値
- ウナギ001(309g), 2013.3.14 ,
筋肉部 147.5+-2.5 Bq/kg,
筋肉部(皮付き) 119.8 +- 2.4 Bq/kg
- ウナギ002(165g), 2013.5.2, 129.6+-2.9 Bq/kg
- ウナギ003(139g), 2013.5.2, 102.5+-3.5 Bq/kg
- ウナギ004(60g), 2013.5.3, 97.4+-2.2 Bq/kg
- ウナギ005(103g), 2013.5.7, 102.5+-2.6 Bq/kg
※Csは、筋肉に集まることが2013.3.14の結果からも分かる。
<参考>
東京湾に注ぎ込む河川の川底土壌の放射性物質濃度 (2012.1.15)
※最大値で 放射性Cs : 1623 Bq/kg
福島県の河川の川底土壌の放射性物質濃度 (2012.6.30)
【放射能測定結果公開】東京湾、木更津市盤洲干潟の海底土壌 (2013.4.6)
【追記】
東京湾の魚を持続的に調査している さかな-さんぺい さんからメンションを頂いたので、紹介します。
さかな-さんぺい @SSanpei @ichinoseshu 追加。水産経済新聞3月11日に掲載。江戸川と荒川の下流域における底土の状況と時間的な変化の図を引用します。図中の河口からの距離は河口から上流に向けての距離。時間経過に伴い低減傾向。江戸川河口上流10キロに堰
さかな-さんぺいさんのtwitter履歴は上の図をクリックすると出ます。
[ウィキペディアによると堰(江戸川水閘門)の位置は旧江戸川河口から9.3kmの位置との事。荒川は河口から30Km以上上流に秋ヶ瀬取水堰があり、その堰まで塩水の遡上がみられるとの事。]
事故後の比較的初期では、粒子と反応しなかった成分が溶存態として河川へと流入した可能性を示唆
(放射化学 第27号 など論文へのリンクがあります。)
(記事履歴) 2013-5-20 さかな-さんぺい さんのtwitter情報をリンクしました。
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