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2013年2月

2013年2月22日 (金)

チェルノブイリ事故に学ぶ

■資料1:
ウクライナ政府(緊急事態省)報告書
『チェルノブイリ事故から25年 “SafetyfortheFuture”』より
(2011 年 4 月 20-22 日、チェルノブイリ 25 周年国際科学会議資料)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf

■資料2:
衆議院チェルノブイリ原子力発電所事故等調査議員団報告書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/201110cherno.htm

(御堂岡さんより。)

■資料3:
2013年4月26日、岩波書店から『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』発売。
http://chernobyl25.blogspot.com/2013/02/blog-post.html

2013年2月21日 (木)

群馬県 中之条町 四万川 ヤマメ Cs:150Bq/kg (52.1/100, H25.2.18)

厚労省日報ダイジェスト2月18日(第582報)
※基準値超過
#582:群馬県産ヤマメ(Cs:150 Bq/kg)
群馬県 中之条町 四万川 H25.2.18 150 (52.1/100=0.52)
北緯36度41分47秒 東経138度46分53秒

出典:
http://maps.google.co.jp/?q=36.696389,138.781389
早川マップ

#766:千葉県産スズキ(Cs:130 Bq/kg)
千葉県銚子市 銚子・九十九里沖 H25.2.18 130 (43.9/81.8)

参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002vh9a.html
マダムトモコ(←感謝です。)

スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について

http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kenho/130208_2.html

平成25年2月8日
農林水産省 林野庁
スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について

独立行政法人 森林総合研究所と連携し、今季のスギ花粉の放射性セシウム濃度をスギ雄花から推定する調査を実施しました。

(1)調査箇所 
平成23年度に調査を実施した福島県内132 箇所のスギ林のうち、最高値を記録したスギ林を含み、調査箇所が福島県内の空間線量率の高い地点から低い地点まで均等に分布するように選定した31 箇所。
(2)調査期間
スギ雄花の採取は平成24年11月6日~平成24年12月26日に行いました。
スギ雄花は、採取後に洗浄し、ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線ス ペクトロメトリー法により放射性セシウム(Cs-134 と Cs-137)の含有率を測定 しました。

今年度の測定値は、平成 25 年 2 月 1 日を基準日として整理しました。

3.調査結果
最大値:
表の番号 採取場所 スギ雄花放射能値 採取地の空間線量率
#1 福島県双葉郡浪江町小丸
平成 24 年度(H25.2.1) 90,500Bq/kg 、 36.0μSv/h
平成 23 年度 253,000Bq/kg、 40.6μSv/h

#6 福島県双葉郡双葉町大字新山
平成 24 年度(H25.2.1) 62,900Bq/kg 、 6.49μSv/h
平成 23 年度 125,000Bq/kg、 7.31μSv/h

他重要な数字:
- 花粉1個あたりの重量:12 ナノグラム
- 過去最高の濃度:これまで関東 地方で観測された最高値:2,207 個/m^3

pdf

参考資料:
・平成24 年2 月8 日付プレスリリース「スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/120208.html

<試算>

花粉:12ng
最大放射能値:90500Bq/kg
花粉1ケあたり:9.05*10^4Bq*12*10^-9g=1.086mBq
過去最高の濃度:2,207 個/m^3 → 2.4Bq/m^3
結論:この最高濃度のスギ花粉を過去に観察された最大濃度で吸引する場合、
立方メートルあたり、2.4Bq

試算2:
一般人が一回の呼吸で吸い込む量を肺活量で推定する。
3000ccと仮定して、3L。1m^3は、1000L。
1分に20回呼吸。16h起床。
19200x3L=57.6KL=57.6m^3
総呼吸量:57.6m^3/日
2.4Bq*57.6m^3/日=138Bq/日

2013年2月18日 (月)

ラーメン 中華そば テンホウ (諏訪市 塩尻市 松本市 他長野県内)

http://tenhoo.jp/
http://tenhoo.jp/p/report/

HOME > テンホウからのおしらせ >産地と放射能検査のおしらせ

テンホウでは、より安全安心な料理を提供するため、
使用食材及び製品の放射能検査を行っております。
お客様に安心してお召し上がりいただけますように努めて参ります。
[テンホウ 店舗一覧]

長野県 諏訪地方で育ったとあるお母さんから聞いた話をテンホウの常務取締役に伝えた。

「子どもの頃にスウィミングが大嫌いで、でも頑張って通って泳いだ後は、親がご褒美にテンホウのフルコース(ラーメン+ソフトクリーム)に時々連れてってくれた。

今、自分も子を持ち、再び家族でテンホウに行きたい。
でも放射能の事が気になるので、勇気を出して電話で問い合わせをしてみた。
そうしたら、直ちに測定を開始してくださり、しかもこちらが名乗らなかったのに、電話に着信履歴が有り『放射能測定を開始し、blogでも公開を開始しました。』と伝言を残してくださった。
その担当の方の行為が本当にうれしかった。」

と。

そう、取締役に事実を伝えたら、若いその方の頬が緩んだ。

2013年2月 9日 (土)

書籍 ラルフ・グロイブ/アーネスト・スターングラス「人間と環境への低レベル放射能の脅威」あけび書房(2011.6.25)

書籍 ラルフ・グロイブ/アーネスト・スターングラス「人間と環境への低レベル放射能の脅威」あけび書房(2011.6.25)

Ralph Graeub Ernest J Sternglass
The Petkau Effect
The devastating Effect of Nuclear Radiation on Human Health and eht Environment

(page129 〜 page130)記載内容を要約しました。

2つの実験事例が紹介されている。
異なる2つの放射線の照射条件にて、「細胞膜が破壊」されるまでの条件を計測した。

■実験1:高線量x短時間
・放射線源:X線
・強度:260 mSv/min ( = 15.6 Sv/h)
・照射量:35 Sv ( = 15.6 Sv/h * 2.24h)

■実験2:低線量x長時間
・放射線源:水に溶かした放射性食卓塩(Na-22)
・強度:0.01 mSv/min ( = 0.6 mSv/h)
・照射量:7 mSv ( = 0.6m Sv/h * 11.7h)

つまり、細胞膜の破壊は、高線量を短時間照射する場合よりも、低線量を長時間照射する場合に、積算照射量で、5,000倍(=35 Sv/7 mSv  )効果的に細胞膜を破壊する。

<書籍正誤表>
(page131)
正:1980年のBEIR IIIは、スターングラスとペトカウ効果に初めて言及せざるを得なかった最初の文献だった(32)

誤:1980年のBEIR IIIは、スターングラスとペトカウ効果に初めて言及せざるを得なかった最初の文献だった(132)

参考文献

http://journals.lww.com/health-physics/Abstract/1972/03000/Effect_of_22Na__on_a_Phospholipid_Membrane.4.aspx

Health Physics:
March 1972
Effect of 22Na+ on a Phospholipid Membrane Petkau, A. Abstract
Radioactive 22Na+ has been used to irradiate model phospholipid membranes. It was found that the membranes rupture after irradiation periods varying from 20 to 600 min, depending on the dose rate. It was further found that both the membrane duration and the absorbed dose at which the membrane ruptured could be correlated with the dose rate by both power and exponential functions. The phenomenon is discussed on the basis of radiation-initiated oxidation and polymerization reactions.

(C)1972Health Physics Society

(page138) 細胞膜の損傷と健康
ペトカウ効果では、放射線は病気に抵抗する細胞に障害を与えるようである。(*1)
これにより感染の危険が増加し、ウイルス、細菌、ガン細胞は再生しやすくなる。
発達途中の子宮内の胎児の免疫組織はまだ十分に発達していないので、特に冒されやすい。
このように、低線量の放射線は、最終的には以前に予想もされなかった損傷をおこしてしまう。
これは、インフルエンザ、肺炎などの感染症、その他加齢による病気、すなわち肺気腫、心臓病、甲状腺疾患、糖尿病などが含まれる。
発達中の胎児の脳への障害は特に深刻で、明らかに精神障害に結びつく。

(*1)ヘルパーT細胞

2013年2月 8日 (金)

味噌に注意

■生データ
[流通品 味噌]
#504 千葉県千葉市 製造者:宮城県仙台市 流通品 みそ(国産)6.7Bq/kg(2.38/4.33, H25.2.6)

出典: 厚労省日報ダイジェスト2月6日(第575報)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002uur0.html

■解析
実測値:6.7Bq/kg(2.38/4.33=0.55, H25.2.6)
H25.2.6の理論値:0.552 (2011.3.15放出比1:1)
http://www.kani.com/ycrms/CalcCs/

■警告
毎日食べる 米、味噌(大豆)、小麦粉に注意しましょう。 千葉県千葉市流通品の味噌(製造 宮城県仙台市)から、放射性セシウムが、6.7Bq/kg検出されています。


放射性セシウム134と137の比率が 0.55であることから【ほぼ全ての放射性セシウムは東京電力福島第一原子力発電所由来である】と推定されます。言い換えると原木シイタケにみられるような1964年をピークとする大気圏核実験由来のCs-137は無いようです。

[初出]

https://twitter.com/ichinoseshu/status/299652326799577089

[参考]
大豆 Cs:130Bq/kg でも「基準値越えなし」の理由
2013年1月19日 (土)
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/01/cs130bqkg-9188.html

311前の土壌のCs137濃度
2012年3月19日 (月)
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/03/311.html

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