無料ブログはココログ
2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« 2011年3月に長野市に降った放射性物質 | トップページ | 2012.12.1 松本市城東公民館 講演会資料 URL集 »

2012年11月27日 (火)

計算 もし放射性セシウムが60MBq/km^2降下したならばゲルマで検出は可能だ

■相談事例
最近、放射性物質を含むガレキを焼却した際に煙突から拡散する(であろう)放射性セシウムの降下量を測りたい。
という相談が複数件やって来た。
焼却前後で、土壌中の放射性セシウムの濃度変化を土壌を測定することで測ることができないか?という問い合わせだ。

さてここで考察。
果たして、どの程度の汚染をゲルマニウム半導体検出器を使って測定できるのだろうか。
こうした計算を行うための基本的な考えを考察してみたい。

■土壌測定シミュレーション
例えば、昨年3月の1ヶ月間に長野県の県庁所在地(長野市)には、
Cs-134+Cs-137合算で、2400MBq/km^2降下したと文科省は発表している。2011年3月に長野市に降った放射性物質

2,400 MBq/km^2 = 2400 Bq/m^2 = 0.24 Bq/cm^2

このデータを具体的な事例として利用し、放射性セシウム合算で、0.24Bq/cm^2降下した土壌を計測することを検討する。
土壌のサンプリングの方法や、測定下限値をどの程度とすべきだろうか。

例えば、直径14cmの円を大地に描き、垂直方向に円筒状にくり抜いて土壌をサンプリングすることを考える。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/07/post-57b8.html

もし、直径14cmの円、深さ5cmの土壌を採取する仮定すると、
円の面積=π*r^2=3.1416 x 7^2=154cm^2。
深さx5cm = 770cc
ここで、土壌の比重を1.3と仮定する。
サンプリングした土壌の重量は、1000g となる。

まとめると、
直径14cmの円で、深さ5cmまで土壌を採取すると、
面積:154cm^2
重量:1kg
となる。

■放射性物質濃度の測定値予測
降下密度が、0.24Bq/cm^2なので、154cm^2で、39Bq
サンプリング土壌の重量は、ぴったり1kgなので、測定濃度は、39Bq/kgになると推定される。
よって、定量下限14Bq/kg程度の測定で十分定量可能な量である。

以上の方法を用いた場合の測定限界はいくつになるだろうか。

例えば、ゲルマでの検出限界を、1Bq/kg(核種あたり0.5Bq/kg)と仮定する。
上記の測定方法で、
0.24Bq/cm^2降下 の時に、
39Bq/kg であった。
よって、
0.006Bq/cm^2
=60Bq/m^2
=60MBq/km^2
以上の降下があれば、土壌検査の手段で検出ができる。ということになる。

■結論
60 MBq/km^2 の降下量(60 Bq/m^2)があれば、土壌検査の手法で放射性セシウムの検出が可能である。

« 2011年3月に長野市に降った放射性物質 | トップページ | 2012.12.1 松本市城東公民館 講演会資料 URL集 »

■iSHL Technical Report■」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 2011年3月に長野市に降った放射性物質 | トップページ | 2012.12.1 松本市城東公民館 講演会資料 URL集 »