2011年3月に長野市に降った放射性物質
出典:
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kansei/houshanou/koukabutu/gekkannkoukabutu.pdf
■事例 2011年3月の1ヶ月で降下した放射性セシウム
長野県の県庁所在地(長野市)に2011年3月の1ヶ月の間に降った放射性物質の降下量は、
データ:
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kansei/houshanou/koukabutu/gekkannkoukabutu.pdf
核種 降下密度 単位:MBq/km^2
I-131 : 1700
Cs-134: 1200
Cs-137: 1200
ところで、チェルノブイリの放射線管理区域の開始ゾーンは、
37 GBq/km^2 = 37,000 MBq/km^2 であった。
これは、およそ年間1mSvゾーンであり、
早川マップの第1ゾーン(0.125μSv/h)に相当する。
長野市は放射性セシウム合算値で、
Cs-134+Cs-137 = 2,400 MBq/km^2
だから、約1/15だったってことになる。
■検出された核種:
I-131
Cs-134
Cs-137
Te-129m
Te-129
Ag-110m
Cs-136
Nb-95
La-140
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kansei/houshanou/houshanou.htm#3
長野県では、県内7ヵ所のモニタリングポストにより「空間放射線量」の常時測定を実施しています。また、県内各地域における空間放射線量の簡易測定や 「上水(蛇口水)」と「降下物 (大気中から降下してくる塵等)」の放射能濃度の測定を行っています。それらの測定結果をお知らせします。
場所:長野県環境保全研究所
<月間降下物の測定方法 >
(1) 降水採取器(大型水盤)
(2) 1ヶ月後にバケツに採取
(3) 蒸発用鍋に移す。
(4) 蒸発
(5) 残留物をU8容器に移した後乾燥させる。
(6) ゲルマニウム半導体核種分析装置で測定。
■降下物Q&A
Q:月間降下物による健康への影響はありませんか。
A:約43年間の累積被曝量約0.48mSv
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