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2012年9月12日 (水)

iSHL実験報告:検体体積精度と放射能測定誤差の関係

1.目的
以前の記事で、弊社ゲルマニウム半導体検出器による測定結果の精度について、考えられる要因を洗い出した。(%1)

今回は、その要因の中で、

  1−2.相対定量に影響する要因〜繰り返し再現に影響する要因
  (要因71)容器へ検体を詰めた際の幾何学的な要因
  (要因711)容器への検体を詰めた際の 体積精度

に関した実験を行う。
つまり、規定体積の容器に対して、検体の体積が過剰(もしくは不足)した場合に、放射能測定結果にどのような影響を及ぼすか、その傾向を把握することが目的となる。

2.実験方法
標準線源(放射性セシウム合算値、約27Bq/kg汚染された玄米)を規定量、ならびに、合計5水準体積(質量)を変えて充填し、放射能を計測する。
測定:ゲルマニウム半導体検出器。テクノエーピー社 TG150B
容器:750mLパッカ容器

3.結果
検体正味重量ならびに、Cs-137,Cs-134,Cs合算値の測定結果は下記の通りである。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/rpt_750ml_table_fig.png

4.解析
規定重量近傍での、体積変動に対する,放射能測定値変動の比率は、−0.57であった。
言い換えると、この750mL容器においては、規定体積よりも、充填検体の体積が、減少(もしくは、過剰)した場合、その体積変動率が、放射能変動率へ寄与する比率は、−0.57である。
例えば、体積変動率を規定量に対して−10%精度で管理した場合、放射能測定結果への影響は、+5.7%となる。(体積が減ると、放射能値は誤って増加する。)

%1)弊社ゲルマニウム半導体検出器による測定結果の精度について

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/09/post-2367.html

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