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« ベクレルフリー米の放射能検査にゲルマを導入しました。 | トップページ | 放射能防御プロジェクト による土壌の放射能測定結果 »

2012年6月29日 (金)

Q:食品販売店です。放射能の基準をどのように考えたら良いのか、悩んでいます。

(※ご留意。この文章は、食材名や会社の存在は架空のものであり、お客様に具体的に説明するために用意したフィクションです。)

■Q:お客様に食品を販売しております。
 放射能の基準をどのように考えたら良いのか、
 検査をどのようにやれば良いのか悩んでいます。
 アドバイスをお願いします。

■A:まずポイントは、現時点で、
(1)国の基準が有ること。(H24.4.1~)
 食品:放射性セシウム合算値で1キログラムあたり、100ベクレル。
 乳幼児向け食品:1キログラムあたり、50ベクレル。
 飲料:1キログラムあたり、10ベクレル。
(2)放射能を気にするお客様の中には、「国の基準値ではまだ高い」
 と考えている方も居ること。
の2点かと思います。
そのため、生産者、食品会社、流通会社、販売店毎に異なった対応になっているのが現状です。
もし、食材の放射能値が、国の基準を下回る時に、最終的に判断して食べるかどうかを決めるのは、お客様です。
そのお客様に、どのような放射能値にかんする情報を提供するのかは、店(会社)の考え方が反映されます。

○このとき、3つの目的があると思います。
1.品質管理。
 − 自分が販売している商品の放射能値を把握すること。
2.説明責任。
 − お客様に聞かれた時に対応できるように準備しておくこと。
3.信頼を得ること。
 − お客様に対して「放射能を測定し管理している」ことを告知すること。

例えば豆腐を例に上記1.2.3.を具体的に述べるとすれば、

1.販売する豆腐を測る。
  豆腐製造前の入荷する大豆原料を測る。
2.お客様から問いあわせがあればいつでも
  「原料に、一定基準値以下の大豆だけを使用していること」
  を説明できるように品質管理した状態を維持する。
3.商品の放射能測定値を常時公開、明示する。
 の3段階でしょうか。

もちろん、中には、3.を敢えてやらない会社もございます。
理由は、いたずらに不安を煽らないためかと思います。
しかし、企業内部では、1.2.を継続的に行い、品質管理の一貫として、放射能値を監視、計測し続けることが大切と考えます。

以上 参考になればうれしいです。

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