2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

2017年11月20日 (月)

富士見町で捕獲された雌のニホンジカの放射性セシウム濃度値が基準値超えした件

富士見町で捕獲された雌のニホンジカの放射性セシウム濃度値が基準値超えした件


平成29年11月18日付け 信濃毎日新聞の発表によると、

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171118/KT171117FTI090028000.php

「県林務部は17日、諏訪郡富士見町で捕獲された雌のニホンジカ1頭の肉を調べた結果、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウム137を156ベクレル(1キログラム当たり)検出したと発表した。」

長野県林務部に、測定結果詳細を問い合わせを行った。

その結果は下記の通りであった。

<長野県林務部 TEL 0262-35-7273>

測定日 2017/11/16
Cs-137 : 156 Bq/kg
Cs-134 : ND < 3.25Bq/kg

<解析>
放射性セシウム137と放射性セシウム134の濃度比率から、放射性物質の由来を推定することが可能である。(*1)
今回の放射性セシウムの由来が、1964年にピークを迎えた大気圏核実験由来なのか、2011年3月15日に大気に放出された福島第一原発事故由来なのかを解析した。

□ もし、Cs-137が全て、福島原発事故由来だと仮定すると

 Cs-134/Cs-137の比率は、2017年11月16日時点で、 0.124 である。 (*1)
 よって、
 Cs-134の推定濃度値は、156 × 0.124 = 19.3 Bq/kg となる。

 一方、長野県林務部が発表した、Cs-134濃度は、不検出であり、その検出下限値は、3.25Bq/kgであった。

 以上から、検出された放射性セシウム137は、大半が、大気圏核実験 (もしくは、1986年チェルノブイリ原発事故 *4) 由来である可能性が高い。

□ より正確な配分比率(大気圏核実験由来/福島第一原発由来)はどうか?

 検出下限値は、3.25Bq/kg であったので、この濃度が、
 福島第一原発事故由来のCs-134が含まれていたが、ぎりぎり検出されなかった、
 と仮定する。

 Cs-137 = 3.25 / 0.124 = 26.2 Bq/kg

 以上から、検出された、放射性セシウム137の濃度 156 Bq/kgの内、
 最大で、 26.2Bq/kgまで
 が、福島第一原発事故由来である可能性がある。

 よって、

<結論>

(1)検出された放射性セシウム137の濃度 156Bq/kgの内、福島第一原発事故由来は、最大でも 1/6 である。
 残りの、5/6以上、すなわち 130Bq/kg 以上は、1964年にピークを迎えた当時の大気圏核実験(もしくは、1986年チェルノブイリ原発事故 *4)由来であると推定される。



<考察>

過去の野生シカ肉の値で、長野県内で100Bq/kgを超えた事例は、
・合算 140 Bq/kg, H24年6月27日 軽井沢町 
だけでした。
他は、殆どが一桁の濃度であり、多くても、
・大桑村:16(H27年3月8日)
・売木村:21.5(H26年9月28日)
といった値でした。
今回、八ヶ岳山系の富士見町で、大気圏核実験由来の放射性セシウム137のみで、 100Bq/kgを越す値が検出された事実は、初めての出来事です。 野生のシカがどのような生態(移動範囲、食料の種類や採り方)(*5)であるのか、 更に調査が必要と思われます。

(補足)
長野県下で、野生シカの放射性セシウム濃度が基準値越えした事例は今回は2例目だった。参考まで、前回の軽井沢での検出事例について、同様に放射性セシウム134/137比率から、由来を解析した。
-----
(*2) より、
平成24(2012)年6月17日
軽井沢町
ニホンジカ(オス)
Cs-134 : 55Bq/kg
Cs-137 : 87Bq/kg
合算 140Bq/kg
-----
<解析>
2012年6月17日時点での、放射性セシウム134/放射性セシウム137比は、
134Cs / 137Cs = 0.6745
検出された放射性セシウム137の濃度から、推定される放射性セシウム134の濃度は、
87 ×  0.6745 = 58.7 Bq/kg

以上から、
軽井沢町で捕獲され、平成24(2012)年6月17日に放射能計測されたニホンジカ(オス)の放射性セシウムの由来は、ほぼ100パーセント(厳密には96%)が、福島第一原発事故由来であると推定される。

■続報(2017-11-21)
Amikasayama
信濃毎日新聞 2017.11.21,第30面
「一方、富士見町は20日の町議会全員協議会で、セシウムが国の基準値を超えたニホンジカは八ヶ岳連峰南端の編笠山(2524メートル)で捕獲されたと明らかにした。」
=====
(解析 つづき 11/23)
・目的:近隣他県の事例を調査。
群馬県 基準値超え計測事例
H26(2014).11.27 Cs-134/Cs-137=29.7/153
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/pdf/150325_gunma.pdf
・Cs-134/Cs-137比理論値(*1)
2014.11.27
Cs-134/Cs-137=0.3140

・計算
29.7/0.314= 94.6 Bq/kg
153-94.6= 58.4 Bq/kg

・結論
群馬県片品村でH26(2014)に捕獲されたニホンジカは、福島第一原発事故由来 以外 の放射性セシウム137が、60Bq/kg検出されている。

=====
<参考>
(*1)http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/04/post-1d72.html
放射性セシウム134と放射性セシウム137の比率

(*2)
長野県
野生獣肉からの放射性物質の検査結果について 更新日:2017年11月13日


http://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/hoshasei.html

(*3)
【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-005, 2015-10-16発行】
■放射能 news (2015.10.16 信州放射能ラボ)

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/10/news20151016-c3.html

(*4)1986年チェルノブイリ原発事故 (2017.11.22追記)
放射性セシウム134が検出された場合、その半減期が2年であることから、福島原発事故由来の成分がどの程度含まれているのかを推定することが可能である(*1)。しかし、検出された放射性物質が放射性セシウム137のみの場合、日本で検出される可能性が高い原因は、主に1964年の大気圏核実験由来であると推定される。一方で、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故由来の放射性セシウム137は、日本でも認められているが検出された量は、相対的に1964年の大気圏核実験由来の放射性セシウム137の量よりも少ない。
詳しくは、弊社ブログ記事:
「311前の土壌のCs137濃度」
を参照ください。 このグラフの中で、 1986年以降に顕著なピークは認められない。
(*5)論文
ニホンジカの食害による森林被害の実態と防除技術の開発
小山、岡田、山内@長野県林業総合センター(2010)
http://www.pref.nagano.lg.jp/ringyosogo/seika/kenkyu/ikurin/documents/iku-24-1.pdf
(以上)

2017年10月12日 (木)

食品に含まれるカリウムの量を知る

放射性セシウム137の濃度を計測した結果、食品放射能測定器(例えば、ゲルマニウム半導体検出器)は、放射性カリウム40の濃度も同時に計測しています。
自然界に存在するカリウム40は、その検体に存在するカリウムに対して、一定の比率で含まれます。

一般的にカリウムという時の元素は、カリウム39です。この元素は放射性物質ではありません。一方、放射性カリウム40は、

「天然カリウム中に0.0117 %の割合で存在し、カリウム1グラム当りの放射能強度は30.4 Bqである。」

従いまして、放射能測定された放射性カリウム40の濃度は、検体中のカリウム元素(K-39)の濃度に比例しています。
逆に、放射性カリウム40の放射能濃度を計測すると、試料中のカリウム濃度を逆算することができます。
・・・
例えば、玄米の放射性カリウム40を計測して、検出値が 29.5Bq/kg であった場合は、どういう計算になるでしょうか?
29.5 Bq/kg → 30.4Bqで割ると、カリウムの質量は、0.97g となります。
計測したお米の質量が 970グラムとした場合、玄米1kgあたりに含まれるカリウムの質量は、1.0gという計算になります。

100gに換算すると、100mg(=0.1g) ですね。
一方、公開されている玄米に含まれる一般的なカリウム濃度を調べてみます。
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/kalium.html
100gあたり、玄米は、95mgとあります。
つまり、この一覧表に掲載されている標準的な玄米とほぼ同等のカリウム濃度であると判断できます。

2017年3月22日 (水)

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-016, 2017-3-22発行】

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-016, 2017-3-22発行】 

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放射能 news (2017.3.22 信州放射能ラボ)

信濃毎日新聞上に報告された放射性セシウム濃度合算値 

2017(平成29年)2月分。 

<凡例> 

2017.2.3s1

201723日付け第1面の記事。数字の単位[Bq/kg]

2017.2.3s1

福島第一原発2号機 

格納容器内 推定530シーベルト 

格納容器内の線量は、高い放射線がカメラに影響を与えることで画像に生じるノイズを解析し推定。上下30%の誤差がある。 

2017.2.12s29

福島県が沿岸海域で実施している魚介類、 

2016年に採取した全ての魚介類(8502検体)が基準値(100Bq/kg)を下回った。 

<年 基準越えした比率>

2011 39.8%

2012 16.5%

2013 3.7%

2014 0.9%

2015 0.05%

2017.2.14s33

札幌地裁 

福島第一原発事故の収集作業を巡り、労災認定を求める訴訟は全国で初めて。 

累積被曝線量 56.41mSv

三つのガン併発。 

膀胱、胃、結腸。 

札幌市元作業員(58)

2017.2.17s35

長野県林務部 

中野市 イノシシ 21

2017.2.21S29

上田市秋和 

汚泥焼却灰(1/12採取) 12

汚泥焼却灰(2/9採取) 11

2017.2.28S27

上田市 

<汚泥焼却灰>

清浄園 28

<飛灰>

上田 22

丸子 20

東部 10

<主灰+飛灰>

上田 18

丸子 ND(<10)

東部 ND(<10)

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<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ> 

[6] ウランを含む原発事故由来のガラス状の大気粉塵がつくばにまで飛来 -放射光マイクロビームX線を用いた複合X線分析-

http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2014/140808_3/ 

http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ac501998d 

 

東京理科大学(中根滋理事長)の中井 泉教授および阿部 善也助教の研究グループは、気象庁気象研究所の五十嵐 康人氏ならびに足立 光司氏、JASRIの寺田 靖子氏との共同研究として、福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質がどのような性状を持つのかを解明するために、事故直後につくば市の気象研究所で採取された放射性大気粉塵(通称「セシウム(Cs)ボール」)に対して、SPring-8において複合的なX線分析研究を行いました。その結果Csボールはセシウム以外にウランやその核分裂生成物を含み、高酸化数のガラス状態であることが分かりました。この結果は、メルトダウンした核燃料が容器の底を抜けて落下したとする事故当時の炉内状況を化学的に裏付けるものです。本研究の成果はアメリカ化学会(ACS)発行の論文誌「Analytical Chemistry」に掲載予定です。 

 

(コメント) 

<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ> 

[1]つくば市 気象研による「セシウムボウル」の発見 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/09/volume-004-2015.html#paper 

で報告されたセシウムボウルについて、更に、ごく微量元素まで検出可能な分析装置である、SPring-8で解析した結果の報告論文です。「セシウムボールはセシウム以外にウラン」を含むことが判り、どのような状態の原子炉から放射性物質が放出されたのかを調査する上で重要な証拠が提供されました。 

以上

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<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ>

 

[1]つくば市 気象研による「セシウムボウル」の発見 

[2]セシウムボウルは土壌中の特に雲母(うんも)岩石粒子に捕まっている。 

[3]低線量被曝による白血病のリスクが上昇

[4]放射性セシウム134と放射性セシウム137のベクレル(Bq)比率

[5]環境における人工放射能50年:Sr-90、Cs-137及びプルトニウム降下物(2007年版)

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2017年2月28日 (火)

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-015, 2017-2-28発行】

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-015, 2017-2-28発行】

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■放射能 news (2017.2.28 信州放射能ラボ)

○信濃毎日新聞上に報告された放射性セシウム濃度合算値

2016年(平成28年)10月分  から 2017年(平成29年)1月分 まで。

<凡例>

2016.10.12s33

2016年10月12日付け第33面の記事。数字の単位[Bq/kg]

2016年(平成28年)10月分

2016.10.12s33

長野市 松岡 市清掃センター

家庭ごみ焼却灰

飛灰 23

主灰 ND(<10)

2016.10.13s35

長野県林務部 飯田市 ニホンジカ 9.7

2016.10.25s29

上田市秋和

上田終末処理場

~~~~~

9/16採取 放射性セシウム137: 15

放射性ヨウ素131: 16 ***

~~~~~

10/11採取

南部、別所温泉、丸子、西内、菅平、真田 各下水処理場の脱水汚泥  ND(<10)

2016.10.28s33

上田市

汚泥焼却灰

清浄園 23

飛灰

上田 30

丸子 24

東部 14

主灰と飛灰の混合灰

上田 24

丸子、東部 ND(<10)

○他、Webより。

http://www.katsurao.net/archives/272

より。

葛尾組合(埴科郡坂城町) 焼却残渣に含まれる放射性物質

平成28年11月2日(測定日10月26日)

飛灰(すす) 26

主灰(焼却灰) ND

2016年(平成28年)11月分

2016.11.3s33

千曲市 埴科郡坂城町 葛尾組合

一般廃棄物焼却施設

飛灰 26

主灰 ND(<10)

主灰は県内、飛灰は山形県の最終処分場で処理する。

2016.11.12s33

長野市 松岡 市清掃センター

家庭ごみ焼却灰

飛灰 23

主灰 ND(<10)

2016.11.20s29

上田市

汚泥焼却灰

清浄園 22

飛灰

上田 33 

丸子 26

東部 11

主灰と飛灰の混合灰

上田 20

丸子、東部 ND(<10)

2016年(平成28年)12月分

2016.12.9s35

長野市松岡 清掃センター 

飛灰 Cs-137: 15

主灰: ND(<10)

2016.12.9s35

伊那市

独自に行っている給食食材放射能測定について、来年度から休止する考えを明らかにした。

食品の測定機器を購入し2012年から時前で測定を続けてきた。

現在は月に一度、小中学校の給食調理場、保育園の調理場から各1カ所を選び、測定している。

2011年の原発事故後、市は母親グループの要請などを受け、外部の検査機関に委託して放射能測定を開始。その後、食品の測定機器を購入し、翌2012年から自前で測定を続けてきた。

長野県教委保険厚生課によると長野県内で独自に給食食材の放射能測定をしているか、する予定とした市町村、学校組合は、昨年5月1日時点で計83団体のうち26団体だった。

2016.12.9s35

長野市松岡 市清掃センター

家庭ごみ焼却灰

飛灰 15

主灰 ND(<10)

2016.12.17s1

被ばくで甲状腺がん 労災

福島第一もと運転員 事故と関連初認定

厚労省の担当者は「医学的因果関係は明かでないが、労働者救済の観点から認定した。」

策定した目安

(1)被ばく量が100ミリシーベルト以上

(2)発症まで5年以上

(3)他の要因も考慮する

東電によると2011.3月から2012.4月までに第一原発事故による被ばく量が100ミリシーベルトを超えた社員らが174人いる。

甲状腺がんは、原発事故で放出される放射性ヨウ素が喉の甲状腺にたまって発症するとされる。

2016.12.28s27

上田市

汚泥焼却灰

清浄園 38

飛灰

上田 18

丸子 21

東部 12

主灰と飛灰の混合灰

上田 23

丸子、東部 ND(<10)

2016.12.28s27

上田市

上田終末処理場 秋和

汚泥焼却灰 (11/1) 13

汚泥焼却灰 (12/16) 10

~~~~~~~~~~

丸子 放射性ヨウ素131 34    ***

西内 放射性ヨウ素131 150    ***

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

下水処理場の脱水汚泥

南部、別所温泉、菅平、真田 いずれもND(<10)

2017年(平成29年)1月分

2017.1.7s33

長野県林務部

須坂市 ニホンジカ 15

2017.1.12s1

脱原発へ台湾転換

台湾の立法院(国会、一院制)は、2025年までに3原発6基の原子炉を全て廃炉にすることを盛り込んだ電気事業法改正案を可決。

2017.1.19s33

長野市松岡 清掃センター

家庭ごみ焼却灰 ND(<10)

※測定は月1回で67回目。

2017.1.28s33

長野県林務部

飯田市 ニホンジカ 3.7

2017.1.31s29

汚泥焼却灰 

清浄園 38

飛灰

上田 23

丸子 17

東部 ND (<10)

主灰と飛灰の混合灰

上田 19

丸子、東部 ND (<10)

○他、Webより。

http://www.katsurao.net/archives/272

より。

葛尾組合(埴科郡坂城町) 焼却残渣に含まれる放射性物質

平成29年1月27日 (測定日1月23日)

飛灰(すす) ND

主灰(焼却灰) ND

http://hokuei.ec-net.jp/data.html

より。

北部衛生施設組合(上水内郡信濃町)

2017年1月7日

焼却灰 12

以上

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2016年10月17日 (月)

東京都下水道局 下水処理における放射能濃度等測定結果

http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn1092.htm

東京都下水道局

汚泥焼却灰

葛西水再生センター(江戸川区臨海町)

Cs-134: 200 [Bq/kg]

Cs-137:1100 [Bq/kg]

以下、表記は、Cs-134/Cs-137

試料採取日 平成28年(2016年)9月21日~10月4日

(1)汚泥焼却灰

東部スラッジプラント  (江東区新砂) 130/710

葛西水再生センター   (江戸川区臨海町) 200/1100

みやぎ水再生センター  (足立区宮城) 130/720

新河岸水再生センター  (板橋区新河岸) 60/320

南部スラッジプラント  (大田区城南島) 76/380

北多摩一号水再生センター(府中市小柳町) 39/260

南多摩水再生センター  (稲城市大丸) ND(<12)/43

北多摩二号水再生センター(国立市泉) 70/400

浅川水再生センター   (日野市石田) ND(<18)/37

多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢町) ND(<15)/58

八王子水再生センター  (八王子市小宮町) ND(<22)/98

清瀬水再生センター   (清瀬市下宿) 21/100

(2)混練灰

南部スラッジプラント     (大田区城南島) 95/670

(コメント)

信濃毎日新聞にて公表される長野県下の下水道処理施設の汚泥焼却灰の放射能値をメールマガジンにて連載し続けています。
他の地域(東京都)での値をネットに見つけましたので参考までに掲載します。
かつて、東京都の上水(飲み水)から、2011年3月に、放射性ヨウ素131が検出されたことがあります。しかし、今回のデータは、
(1)下水道施設であること。
(2)焼却灰であるため、濃度の値[Bq/kg]で表記するとかなり高い値となること。
の2点を留意して見てください。
焼却灰は高濃度に濃縮されるため、下水道処理施設が管轄するエリアの街全体を代謝系と見た場合に、ヒトが食べた食品が代謝され、糞尿として排出され、下水の中に含まれている放射性物質を高精度にモニタリングしている、と見なすことができます。
現時点で、
Cs-137:1100Bq/kg
と測定された地域(江戸川区臨海町)では、「食品流通系に変化が無ければ」、放射性セシウム137の半減期である30年後には、550Bq/kgとなると推定されます。

2016年10月11日 (火)

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-014, 2016-10-7発行】

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-014, 2016-10-7発行】

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■放射能 news (2016.10.7 信州放射能ラボ)

信濃毎日新聞は長野県を中心として発行されている地方新聞です。

ここに掲載された放射能測定結果等を1ヶ月毎にまとめて発信致します。

<凡例>

20160903s33

2016年9月3日付け第33面の記事。

数字は放射性セシウムの合算値です。単位は[Bq/kg]

NDは不検出の意味。(<数字)は計測時の検出下限値。

信濃毎日新聞 平成28年9月分

20160903s33

小諸市 マツタケ 19

20160907s25

汚泥焼却灰上田市秋和 上田終末処理場

7月 14

8月 17

南部、別所温泉、丸子、西内、菅平、真田の下水処理場の脱水汚泥は、ND(<10)

20160909s31

長野市松岡 清掃センター 

飛灰 Cs-137: 17

主灰: ND(<10)

20160927s33

大町市 ショウゲンジ 53

20160930s37

汚泥焼却灰

 上田市清浄園 Cs-137:26

飛灰

 上田(上田市天神) 29

 丸子(上田市腰越) 19

 東部(東御市田中) 13

 東部(東御市田中) I-131 (*): 14

主灰と飛灰の混合灰

 上田 23

 丸子 ND(<10)

 東部 ND(<10)

ーーーーー

(*) 放射性ヨウ素131の検出について

今回、東部(東御市田中)から、放射性ヨウ素131が14Bq/kg検出されました。 長野県内では、過去にも下水道系汚泥焼却灰から、放射性ヨウ素131の検出事例が有ります。 直近では、平成28年4月に長野市真島町と下之条の南部終末処理場で検出事例があります。

下水道上流処理区終末処理場(4/22採取)長野市真島町 放射性ヨウ素131:13[Bq/kg]

20160429s33 下之条 南部終末処理場 放射性ヨウ素131 : 40[Bq/kg]

今回の長野県内の下水道処理施設の脱水汚泥から検出された放射性ヨウ素131 は、医療行為による処方の結果、排尿を経て下水に流れ込んだ結果と推定されます。 詳しくは、過去のメルマガ記事をご覧下さい。

メールマガジン Volume-010, 2016-5-17発行

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2016/05/volume-010-2016.html 

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■放射能関連ニュース

2015.10.20 日本経済新聞 福島原発「事故後作業で白血病」、初の労災認定

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20HBA_Q5A021C1CR8000/ 

「厚生労働省は20日、東京電力福島第1原子力発電所事故後の作業に従事し、白血病を発症した40代男性について「被曝(ひばく)と疾病の因果関係が否定できない」として労災認定したと発表した。同原発の事故後の作業を巡って、白血病を含むがんで労災認定が認められたのは初めて。厚労省や東電などによると、労災が認められたのは40代前半の元作業員。2011年11月~13年12月の間に1年半、複数の原発で放射線業務に従事し、うち12年10月~13年12月は福島第1原発で原子炉建屋のカバーや廃棄物焼却設備の設置工事に当たっていた。作業時には防護服を着用していたという。男性の業務全体の累積被曝量は19.8ミリシーベルトで、福島第1では15.7ミリシーベルトだった。その後、白血病を発症し、14年3月に労災申請した。現在、通院治療を続けている。」

■原爆デジタルアーカイブス

HIROSHIMA

http://hiroshima.mapping.jp/index_jp.html 

広島原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズ

NAGASAKI

http://nagasaki.mapping.jp 

長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズ

 

以上

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2016年9月 9日 (金)

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-013, 2016-9-9発行】

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-013, 2016-9-9発行】

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■放射能 news (2016.9.9 信州放射能ラボ)

信濃毎日新聞は長野県を中心として発行されている地方新聞です。

ここに掲載された放射能測定結果等を1ヶ月毎にまとめて発信致します。

<凡例>

20160805s33

2016年8月5日付け第33面の記事。数字の単位[Bq/kg]

○信濃毎日新聞上に報告された放射性セシウム濃度合算値

2016年(平成28年)8月分

8月

20160805s33

家庭ゴミ焼却灰

長野市松岡

飛灰 Cs-137:21、Cs-134:ND(<10)

主灰 Cs-137:ND(<10)、Cs-134:ND(<10)

20160831s29

汚泥焼却灰

 上田市清浄園 Cs-137:28

飛灰

 上田(上田市天神) 23

 丸子(上田市腰越) 19

 東部(東御市田中) 14

主灰と飛灰の混合灰

 上田 13

 丸子 ND(<10)

 東部 ND(<10)


■福島第一原発事故により日本国内の土壌に降下した放射性セシウムの量~その1~

福島第一原発事故から5年が経過しました。弊社では、西方面(関西、中国、九州、沖縄)や海外のお客様からの問い合わせがきっかけとなり、長野県内の放射線量や放射能を計測するケースがあります。その際に、基礎的な知識として、福島第一原発事故によりどの程度の放射性セシウムが日本全国に降ったのか、質問を頂き回答することがございます。

今回は、既知の資料を基にして、その概要を整理したいと思います。

Q1:そもそも福島第一原発事故前にどの程度降ったのか。

A1:総放出量は、1964年をピークとする大気圏核実験で 770ペタベクレル。

これにより日本の国土は、1964年をピークに土壌1キログラムあたり、約120ベクレルの放射性セシウムが降下しました。

ちなみに、放射性セシウムは自然には存在しません。現在検出できる放射性セシウムのほぼ全ては、人類が人工的に核反応を起こして産み出した物質です。

(参考)

<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ>[5]

環境における人工放射能50年:Sr-90、Cs-137及びプルトニウム降下物(2007年版)

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2016/08/volume-012-2016.html#paper

311前の土壌のCs137濃度

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/03/311.html

Q2:福島第一原発事故によってどの程度上乗せされたのか?

福島第一原発事故(2011)による放射性セシウム137の総放出量は、15ペタベクレル。

実際に各47都道府県に降下した量は、次の図表に示された通りです。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/images/2016/09/07/cs137.jpg

元データは、文部科学省が毎月公表している降下量です。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2016/09/post-3af0.html

この数字の単位は、ベクレル/平方メートルです。

平方メートルあたりに降った放射性セシウムの量(放射性セシウム137と放射性セシウム134の合算値)を表します。

○東京都では、2cmx2cmの土壌の範囲に、一粒の放射性セシウムが落ちた

1メートルは、100cmですから、1平方メートルは、1万平方センチメートルとなります。

例えば、

 神奈川県: 7730ベクレル/平方メートル

 東京都: 17318ベクレル/平方メートル

とは、すなわち

 神奈川県: 0.77 ベクレル/平方センチメートル

 東京都:  1.73 ベクレル/平方センチメートル

となり、1センチメートル角(大人が小指を砂場に差し込んだ程度の面積)

あたりに、1ベクレルの放射性セシウムが降下したことになります。

一方、つくば市の気象研の報告によれば、2011年3月に関東に降った放射性セシウムの直径は、約2.6μm(マイクロメートル)であり、一粒あたり7ベクレルだったと報告されています。従って、東京都では、2cmx2cm(=4平方センチメートル)の土壌の範囲に、一粒の放射性セシウムが落ちている計算になります。

ちなみに、直径2.6μmの放射性セシウムの粒(球体)は、今どこにあるかというと、殆どが、土壌の中の雲母の中の隙間に捉えられています。乾燥した時には土埃と一緒に空中を舞います。

(参考)

<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ>[1]

つくば市 気象研による「セシウムボウル」の発見

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/09/volume-004-2015.html#paper

<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ> [2]

セシウムボウルは土壌中の特に雲母(うんも)岩石粒子に捕まっている

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/12/volume-007-2015.html#paper

○降下量と土壌濃度の関係 [ Bq/m^2 → Bq/kg ]

また、この図表

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/images/2016/09/07/cs137.jpg

の見方ですが、放射性セシウムの降下と土壌濃度の関係は、

[ 深さ5cm以下には、放射性セシウムは浸透していないと仮定し、

  深さ5cmまで 土壌を採取し]かつ[ 土壌の比重を 1.3 と仮定]した場合に使用できる係数、65 で割った値となります。

例えば、東京都は、17318[Bq/m^2]

ですので、土壌濃度に換算すると266 [Bq/kg] となります。

先ほど「日本の国土は、1964年をピークに 土壌1キログラムあたり、約120ベクレルの放射性セシウムが降下しました。」と書きました。

東京都は、過去最大の降下量の約2倍の放射性セシウムが、福島第一原発事故により降下したことになります。

○降下量と空間線量率の関係 [ Bq/m^2 → μSv/h ]

放射性セシウムによる土壌汚染 276,000 [Bq/m^2] あたりで空間線量率は、+1μSv/h 上昇します。1/100で言うと、土壌汚染 2,760 [Bq/m^2] あたりで空間線量率は、+0.01μSv/h 上昇します。根拠は文科省の測定した2200箇所のデータから求めた式です。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/05/425-bqkg-svh-81.html

例えば、東京都は、 17,318 [Bq/m^2] ですので2,760の約6.3倍 です。

よって、福島第一原発事故が起きる前よりも、降下した放射性セシウムが原因で、+0.063μSv/h程度、空間線量率が上昇したと推定されます。

東京都は、福島第一原発事故前の空間線量率は、約0.06と言われていますので、福島第一原発事故により降下した放射性セシウムが原因で、0.12μSv/hとなったと理解できます。

整理すると

降下量 [Bq/m^2] →( 1 / 65 )→土壌濃度 [Bq/kg]

降下量 [Bq/m^2] →( 0.01 / 2760 )→追加空間線量率 [μSv/h]

新聞報道等で放射線の空間線量率 [μSv/h] が公表されていますが、空間線量を計測した場合は、硬い岩盤由来の放射線と、降雨による放射線による要因と複数の要因があり、判断に迷う場合があります。

福島第一原発事故由来の放射性セシウムの成分を見分けるには、土壌の放射性セシウム濃度を計測する方法がもっとも確かです。

原発事故直後に、東京の土壌に含まれていた放射性セシウム濃度:266 [Bq/kg] の値は、現在の食品の放射能濃度基準:100Bq/kgよりも約3倍ほどの値です。

従って、食品放射能測定器を使うことで容易に土壌に含まれる放射性セシウムの濃度を計測することができます。

最後に、民間のボランティアで、継続的に日本国内に降下した放射性セシウムの濃度を計測するプロジェクトが動いています。

次のURLをご欄頂き、ご賛同頂ける方は、もしよろしければ測定にもご参加頂き、もしくはカンパをお願い致します。

東日本土壌ベクレル測定プロジェクト

http://www.minnanods.net/soil/

(了)

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2016年9月 7日 (水)

原発事故で全国各地に降った放射性セシウムの量

Cs137

上記、新聞記事発表時には、福島県と宮城県の値が公表されていませんでした。

文部科学省が、後になってから公表した値は、それぞれ以下の通りです。

[年月/福島県/宮城県]単位 [MBq/km^2] = [Bq/m^2]

H23年3月/6440000/(計測不能)

H23年4月/ 191700/(計測不能)

H23年5月/ 189100/(計測不能)

H23年6月/  15250/(計測不能)

H23年7月/   8710/(計測不能)

H23年8月/   9030/(計測不能)

H23年9月/   3520/(計測不能)

H23年10月/   2890/(計測不能)

H23年11月/   4150/(計測不能)

H23年12月/  20670/(計測不能)

H24年1月/  19120/(計測不能)

H24年2月/  33300/(計測不能)

H24年3月/  23720/ 50

http://www.r-info-miyagi.jp/r-info/other/#7

H24年4月/  10270/ 不検出

○福島県(双葉町)の降下量

福島県(双葉町)は、H23年3月〜5月の3ヶ月の合算値で

6,820,800 Bq/m^2 の降下 となります。

○降下量→空間線量率の上昇分


276,000Bq/m^2の降下で、1μSv/hの上昇(*1)とすると、
空間線量率の上昇分は、+24.7μSv/hです。

日立アロカの標準サーベイメータの最大計測可能値が、30μSv/hですので、ぎりぎり計測可能です。

この場所に、40時間滞在すると、許容放射線量(年間1ミリシーベルト)を超えます。

また、この場所に、168日間滞在すると(減衰を無視して)、生涯許容線量100ミリシーベルトになります。


(*1) 参考>

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/05/425-bqkg-svh-81.html

 

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/017/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2011/09/02/1310688_2.pdf


○降下量→土壌に含まれる放射性セシウム濃度

また、降下した放射性セシウムを含む土壌を5cm深さまで採取した場合の土壌濃度は(密度を1.3と仮定して65で割ると)、
土壌濃度:10493 Bq/kg
となります。1キログラムあたり、約1万ベクレルです。

出典 画像

[月間降下量]

[月間降下量]

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html

※文部科学省の発表における単位は、 [MBq/km^2]となっています。

これは、上記、新聞記事の切り抜きの数値と同じ単位となります。

[MBq/km^2] = [Bq/m^2]

H23.3 (平成23年=2011年)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2411/24/1060_03_gekkan_2.pdf

H23.4

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2412/24/1060_04_gekkan.pdf

H23.5

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5731/24/194_1_H2305data_0713.pdf

H23.6

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2415/view.html

H23.7

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2511/view.html

H23.8

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2512/view.html

H23.9

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2513/view.html

H23.10

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2514/view.html

H23.11

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2515/view.html

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2516/view.html

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2517/view.html

H23.12

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2518/view.html

H24.1(平成24年=2012年)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2519/view.html

H24.2

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2520/view.html

H24.3

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5111/24/194_1_120501.pdf

H24.4

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5369/24/194_4_0801_de.pdf

訂正(福島県 福島県による福島市内の測定結果を記載していたため。双葉郡の値に訂正

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5415/24/194_1_t_0606.pdf

訂正(沖縄県)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5499/24/195_1_120614.pdf

H24.5

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5629/24/194_1_H2405data_0713.pdf

訂正(佐賀県)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5730/24/194_1_H2305_0713.pdf

追加(沖縄県)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5732/24/194_1_H2405_0713.pdf

訂正(島根県)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5881/24/194_4_0801_to.pdf

H24.6

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5882/24/194_1_june_data_0820.pdf

追加(佐賀県)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5906/24/194_june_head_0806.pdf

追加(大分、沖縄)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6004/24/194_1_june_head_0820.pdf

H24.7

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6004/24/194_1_june_head_0820.pdf

訂正(沖縄)

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6126/24/194_1_0903_2.pdf

H24.8

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6287/24/194_8_1025.pdf

H24.9

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6408/24/194_1109_s.pdf

H24.10

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6511/24/194_1128.pdf

H24.11

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6602/24/194_1227.pdf

H24.12

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/7000/6673/24/194_0130.pdf

 

2016年8月26日 (金)

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-012, 2016-8-25発行】

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-012,  2016-8-25発行】
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       ■放射能 news (2016.8.25 信州放射能ラボ)
      ○信濃毎日新聞上に報告された放射性セシウム濃度合算値
      <凡例>
      20160601s29
      2016年6月1日付け第29面の記事。数字の単位[Bq/kg]

      2016年(平成28年)6月分
      20160601s29
      須坂市 コシアブラ 19

      20160610s35
      長野市松岡 市清掃センター、家庭ごみの焼却灰 
      飛灰 Cs-137: 27、Cs-134:ND(<10)
      主灰 Cs-137: ND(<10)、Cs-134:ND(<10)

      20160618s33
      汚泥焼却灰
      上田市秋和 終末処理場 
      Cs-137:13(5/18採取)
      Cs-137:11(6/7採取)
      別所温泉 終末処理場 I-131:140 (*)
      真田浄化センター I-131:22

      (*)
      ○放射性ヨウ素131の検出について
      放射性ヨウ素131が、別所温泉 終末処理場から140Bq/kg、真田浄化センターから22Bq/kg
      検出されたとの報告が新聞に掲載されていました。
      福島第一原発事故により 放射性ヨウ素131が検出された際には、水道水から検出されました。
      今回の長野県内の下水処理場(終末処理場)の脱水汚泥から検出された放射性セシウム131       は、医療行為による処方の結果、排尿を経て下水に流れ込んだ結果と推定されます。
      http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2016/05/volume-010-2016.html       

      20160630s33
      汚泥焼却灰
       上田市清浄園 Cs-137:29
      飛灰
       上田(上田市天神) 40
       丸子(上田市腰越) 34
       東部(東御市田中) 17
      主灰と飛灰の混合灰
       上田 29
       丸子 ND(<10)
       東部 ND(<10)

      2016年(平成28年)7月分
      20160712s37
      家庭ゴミ焼却灰
      長野市松岡
      飛灰 Cs-137:28、Cs-134:ND(<10)
      主灰 Cs-137:ND(<10)、Cs-134:ND(<10)

      20160713s37
      ニホンジカ
      阿智村 10
      飯田市 3.3

      20160729s33
      汚泥焼却灰
       上田市清浄園 Cs-137:29
      飛灰
       上田(上田市天神) 31
       丸子(上田市腰越) 24
       東部(東御市田中) 16
      主灰と飛灰の混合灰
       上田 22
       丸子 ND(<10)
       東部 ND(<10)

      葛尾組合 
      飛灰 Cs-137:22
      主灰  ND(<10)
      =====



==
      <福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ>
      [5]環境における人工放射能50年:Sr-90、Cs-137及びプルトニウム降下物(2007年版)

 

      重要な論文シリーズ第1回では、つくば市の気象研の論文「セシウムボウルの発見」に注目しました。
      http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/09/volume-004-2015.html#paper       
      今回は、この気象研究所が、福島原発事故の4年前、2007年にまとめた論文をご紹介します。

      特に、第五章は、2007年までの過去50年間の状況が整理されています。
大気圏核実験、原子炉衛星の地上落下、チェルノブイリ事故、などをきっかけにして、人工放射能の核種(Sr-90、Cs-137、プルトニウム)がどの程度、地球環境中に拡散、降下したのか、測定手段の歴史的経緯も含め、要約されています。       
      ぜひ、一度目を通して見て下さい。
      (html版)
      http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap4lab/recent/ge_report/2007Artifi_Radio_report/Chapter5.htm       
      (PDF版)
      http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap4lab/recent/ge_report/2007Artifi_Radio_report/2007Artifi_Radio_report.pdf       

      

      メモ:
      1954年5月14日に観測された降雨の放射能:1850 Bq/L (三宅1954)
      1986年5月、降下量 Cs-137, 約130 Bq/m^2       
      1987年降下量のうち80%がチェルノブイリ起源。
      核実験起源のCs-137降下量の総量評価、Cs-137: 770 PBq (1970.1時点)(Aoyama 2006)
      核実験起源のプルトニウム降下量、11 PBq
      (Aoyama 2006)元論文:
      http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2006/em/b512601k#!divAbstract       

一方、福島第一原子力発電所から放出された放射性セシウム137総量についての最初の公式見解は、当時国会議員の質問に答える形で国会に提出された資料です。       
      国立国会図書館デジタルコレクションより。
      http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6017196/1?viewMode=       
      東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放出された放射性物質に関する試算値について
      http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_6017196_po_20110826010-1.pdf       
      http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3491887/www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010-2.pdf       

      いわゆる「福島第一原発からの放射能の放出量は広島原爆の168倍」という場合の論拠です。

      計算:
      広島原爆での大気中への放出セシウム(Cs-137)の放出量の試算値
      Csー137:8.9x10^13 [Bq] (広島原爆放出Cs-137:89テラベクレル)
      解析で対象とした期間での、福島第一原発(1号機、2号機、3号機)からの
      放出セシウム137の大気中への放出量の試算値:15PBq(15ペタベクレル)

      よって、比率は、
      15ペタベクレル/89テラベクレル
      = 1.5x10^^16       /8.9x10^^13       
      = 1500 / 8.9
      = 168.5

      以下のページも参考にしてください。 (単位のおさらい。「広島原爆の4023倍」デマの解説を含む。)
      http://d.hatena.ne.jp/scanner/20110826/1314382382       

      以上
      --------

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<福島原発事故後の世界を理解するための重要な論文シリーズ>

 

[1]つくば市 気象研による「セシウムボウル」の発見
[2]セシウムボウルは土壌中の特に雲母(うんも)岩石粒子に捕まっている。
[3]低線量被曝による白血病のリスクが上昇
[4]放射性セシウム134と放射性セシウム137のベクレル(Bq)比率

[5]環境における人工放射能50年:Sr-90、Cs-137及びプルトニウム降下物(2007年版)

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2016年6月17日 (金)

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-011, 2016-6-17発行】

【信州放射能ラボ メールマガジン Volume-011, 2016-6-17発行】 ------------------------------------------------------------

放射能 news (2016.6.17 信州放射能ラボ)

信濃毎日新聞上に報告された放射性セシウム濃度合算値 

<凡例> 

201600513s33

2016年5月13日付け第33面の記事。数字の単位[Bq/kg]

平成285月分 

20160513s33

軽井沢町 

タラノメ 420, 220, 290

タラノメ 30, 80

20160513s33

焼却灰 

長野市松岡 

Cs-137: 26

Cs-134: ND(<10)

主灰:ND(<10)

20160514s37

軽井沢町 野生コゴミ 183

(長野県は軽井沢町産の山菜について、20136月からコシアブラとタラノメ、20146月からゼンマイの採取、出荷、摂取の自粛要請を続けている。)

20160521s35

中野市 コシアブラ 160

20160526s33

長野市 コシアブラ 68

20160528s37

高山村 コシアブラ 27

20160531s33

・汚泥焼却灰 

長野市真島町 千曲川流域下水道上流処理区終末処理場 26

長野市赤沼 千曲川流域下水道下流処理区終末処理場 29

上田市常磐城 し尿処理施設 清浄園 23

・飛灰 

可燃ごみ焼却施設 クリーンセンター 

上田(上田市天神)40

丸子(上田市腰越)36

東部(東御市田中)24

・主灰、飛灰の混合灰 

上田(上田市天神)38

・主灰 

丸子(上田市腰越)ND(<10)

東部(東御市田中)ND(<10)

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[訂正] 

信州放射能ラボ メールマガジン Volume-010, 2016-5-17発行

放射能 news (2016.5.17 信州放射能ラボ)

に誤記がございました。お詫びして訂正致します。 

放射性ヨウ素131の検出について 

[誤]2011年3月には、関東地方でも放射性セシウム131が水道水から検出されました。 

[正]2011年3月には、関東地方でも放射性ヨウ素131が水道水から検出されました。 

[誤]今回の長野県内の下水道処理の脱水汚泥から検出された放射性セシウム131 は、医療行為 

[正]今回の長野県内の下水道処理の脱水汚泥から検出された放射性ヨウ素131 は、医療行為 

なお、メールマガジンのバックナンバーは、信州放射能ラボBLOGの記事として記録しております。 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2016/05/volume-010-2016.html 

ご参考にしてください。 

ーーーーー 

重要な新聞報道記事 

日刊スポーツ 2016-5-2

===== 

2011年3月の東京電力福島第1原発事故で海に放出された放射性セシウムのうち一部が北太平洋の西部を循環し、日本周辺の海域に戻ってきたとの調査結果を、福島大環境放射能研究所の青山道夫教授が2日までにウィーンの国際学会で発表した。

事故後、いったん下がっていた海水中のセシウムの数値が事故以前よりも高くなり、最高で1立方メートル当たり2ベクレルを示していた。食品の基準値などに比べると大幅に低く、青山氏は「魚や人体には全く影響がない。ただ、セシウム137は半減期が長いので長期間、この程度の濃度が続くか上昇する可能性が高い」と説明している。

青山氏によると、昨年11月から今年2月にかけて、汚染水流出の影響が強い福島県沿岸を除く北海道から沖縄県の海域71カ所で、海水を採取した。 

半減期が30年のセシウム137は、 

・鹿児島県薩摩半島の南西沖で最高値の1立方メートル当たり 2ベクレル、 

・最低の鹿児島県奄美大島付近でも 1・39ベクレルを検出。 

・秋田県沖が 1・63ベクレル、 

・新潟県沖が 1・83ベクレル、 

・富山県沖が 1・85ベクレル、 

・四国沖は  1・90ベクレルだった。 

・いずれも過去の核実験が原因で第1原発事故直前に検出されていた1立方メートル当たり1ベクレル程度を除いた分が、事故で放出されたと分析した。 

・半減期が2年で核実験やチェルノブイリ原発事故の放出分がほとんど検出されないはずのセシウム134も最大で0・38ベクレルの値を示した。 

・今回観測したセシウムは黒潮で日本から東に流され、北太平洋西部で南下し、西へ向きを変えて事故から2~3年で日本に到着したとみている。

(共同) 

===== 

(ソース)※既にリンクが切れています。

http://www.nikkansports.com/general/news/1640990.html

(一ノ瀬コメント) 

まず単位ですが、「1立方メートル当たり・・ベクレル」とは、10cm立方で1リットルですから、「1リットル当たり・・ミリベクレル」と同じです。 

また、放射性セシウム134を(最大で0・38mBq/L)検出したということですから、あきらかに福島第一原発事故由来です。過去に行われた核実験放出起因の分として、1mBq/Lを差し引いた上で、 

秋田県沖、新潟県沖、富山県沖、いずれも、1.63~1.85mBq/Lと報告されました。 

「今回観測したセシウムは黒潮で日本から東に流され、北太平洋西部で南下し、西へ向きを変えて事故から2~3年で日本に到着した」とのこと。 

福島第一原発事故の起きた年、2011年9月につくば市気象研究所の青山道夫主任研究官らと電力中央研究所の研究チームがまとめた研究成果が発表されました。 

http://jp.reuters.com/article/idJP2011091401000032 

http://d.hatena.ne.jp/scanner/20110914/1315951683 

今回、5年前の予測が、ご本人による調査により、実証されたということになりました。 

なお、青山道夫氏は、2013年9月28日(土) 夜11時に放映された ETV特集 

海の放射能に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)~ でもその活動が紹介されていました。 

http://d.hatena.ne.jp/scanner/20130928/1380380934 

以上 

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