デジタルアーカイブ学会 第2回研究大会(東京大会)にて
オルソスキャナについて口頭発表を行います。
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2018 年 3 月10 日 (土)
東京大学法学政治学系総合教育 (ガラス棟)
研究発表セッション 3 (15:20 – 16:10)
http://digitalarchivejapan.org/kenkyutaikai/2nd_program
B3: デジタルアーカイブの手法 (1)
B31: 非接触式イメージスキャナ「オルソスキャナ」の開発
(一ノ瀬 修一 アイメジャー株式会社)
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演題:非接触式イメージスキャナ「オルソスキャナ」の開発:
オルソ画像の寸法精度がもたらす分割撮影画像の自動画像合成
Development of Ortho-Scanner as non-contact image scanner:
The dimensional accuracy of orthogonal image enables automatic multi-image stitching.
【発表概要】
従来、原資料の非接触撮影には、カメラ撮影方式が用いられている。原資料が数メートルにも及ぶ巨大な古地図等を光学解像度400dpiで撮影する場合は、複数回に分けて分割撮影し、画像処理ソフトを用いて接合して再統合する手法が用いられる。しかしながら、画像接合時に一定の寸法歪みを回避できない問題があった。
我々はテレセントリックレンズを採用した非接触式のイメージスキャナ「オルソスキャナ」を開発した。温度依存性を評価した結果、1メートル長に付き、0.1ミリメートル未満の寸法精度を達成する能力があることが判った。その結果、1万対1という高い寸法精度でデジタルアーカイブが可能となるだけでなく、分割撮影画像の接合作業が全自動で行えるようになり、大幅な撮影作業時間の短縮が期待される。
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