« 日本写真学会年次大会で発表しました。 | トップページ | 日本法科学技術学会 第16回学術集会 に出展致しました。 »

2010年8月21日 (土)

Q:クロマトスキャナの代わりになりますか?

Q: iMeasureScanとフラットベッドスキャナの組み合わせにて、クロマトスキャナの代わりになりますか?
A:イメージスキャナ駆動ソフトウェアiMeasureScanから出力されるデータは、反射率、もしくは透過率に比例した16bitデータ(最大値65535)となります。積分濃度から成分比率(%)を得る計算は、一般的に入手可能な、NIHのImageJ などの無償ソフトウェアとExcellなどの表計算ソフトを組み合わせて使うことで可能です。

また、TLCなどの蛍光発光の計測においては、紫外線蛍光イメージスキャナを使い、蛍光強度を同様に、ImageJやExcellで計算することで、成分比率(%)に換算できます。

 

■事例

イメージスキャナで得た透過率、反射率データから定量した事例を3つご案内致します。

1.電気泳動ゲルの可視染色(CBB染色)の積分濃度比率(OD%)を定量した事例。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/cbbimagej_6898.html

反射率に比例した階調画像データ→OD値画像に変換→積分OD値比率を算出。
積分OD値比率が成分比率に相当します。

2.電気泳動ゲルの可視染色(CBB染色)の積分濃度を定量した事例。
http://www.imeasure.co.jp/report/ImageJ_CBB.html

3.脱脂綿に含まれる水分を2波長の各反射率から濃度差を求め、検量線を作成
した事例。
http://www.imeasure.co.jp/pdf/mbs_water_test.pdf

蛍光画像を得るタイプのイメージスキャナを使って定量した事例を1つご案内します。

4.蛍光試薬(FITC)の検量線を作成した事例。

http://www.imeasure.co.jp/pdf/rpt_fict.pdf

5.イメージスキャナにて得た値を校正して光学濃度測定精度を上げた事例

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/--ta.html

■値の信頼性(精度)について

「フライングスポットスキャナ」の性能に較べると、イメージスキャナを使った場合の数値は、用途によっては劣る場合がございます。
理由は、下記の2つです。
1)センサの違い
フライングスポットスキャナは、フォトマルをつかっているため、検出感度が高いだけでなく、暗部ノイズが低いです。つまり、検出限界濃度が高い(暗い、黒い部分の検出が可能)と思われます。
2)照明光のサイズの違い
常に点で照明し、2次元に走査するため、その照射した領域からの反射率情報のみを得ることができます。イメージスキャナ方式の場合、画像としてはフライングスポットスキャナと同じ2次元の濃淡画像を得ることができますが、同時に線状光源で照明するため、隣接画素の影響を受ける場合があります。
例えば、反射率が、100%→1%と急激に変化する場所の境界の濃度精度は落ちる場合があります。

以上 不明な点ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

|

« 日本写真学会年次大会で発表しました。 | トップページ | 日本法科学技術学会 第16回学術集会 に出展致しました。 »

商品・サービス」カテゴリの記事

FAQ_よくある質問」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Q:クロマトスキャナの代わりになりますか?:

« 日本写真学会年次大会で発表しました。 | トップページ | 日本法科学技術学会 第16回学術集会 に出展致しました。 »