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2008年12月11日 (木)

イメージスキャナのタテスジ修理

(本サービスは2019年7月12日現在有効です。

 

■縦筋の発生状況と修理による効果:

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/es2000_tatesuji.jpg

 

■イメージスキャナ タテスジ修理依頼メールを送信する:info_@_imeasure.jp
 ※ メールアドレスの [ _@_ ] を [ @ ] に変更してから送付ください。

 

○電話:0263-50-8651

 

○修理費用:¥10,800-(税込み、日本国内送料込み)

 

○作業内容:(1)ミラークリーニング。(2)プラテンガラスクリーニング。

 

○修理対象:スキャナヘッドの移動方向(副走査方向)に発生するスジ。

 

※ミラーに付着したゴミによるタテスジは、A3機の場合、スキャナドライバEPSON Scanにより(初期設定時には)90度画像回転が行われるため、左右(長辺方向)のヨコスジとなります。

 

タテスジかヨコスジか不明な場合は、スキャン領域全面のTIFF画像を『データ便』等を用いて、送付ください。

 

○対象イメージスキャナ:セイコーエプソン社製 全製品

 

ただし、セイコーエプソン社、エプソン販売社による修理期限が切れ、修理対象外となった製品に限ります。

 

セイコーエプソン社公式ホームページ修理対応が終了した製品
http://www.epson.jp/support/shuri/09_scanner_bn.htm

 

セイコーエプソン社公式ホームページ修理対象機種・料金一覧

 

http://www.epson.jp/support/shuri/09_scanner.htm

 

■スキャナ送付方法

 

梱包、弊社までの送料はお客様負担でお願いします。

 

特に梱包は、お客様から送付された包装で、弊社からそのまま返送致します。

 

輸送中のトラブルを避けるため、梱包材やダンボールなど包装をきちんと行ってください。

 

■スジ発生原因の判別方法

 

1.均一なグレーもしくは黒色の紙や布をスキャンする。

 

→ キャリッジの移動方向(スキャナ読み取り領域の長手方向)に色のスジが発生すれば、ほぼミラーに付着した埃に起因するスジです。

 

(下記、ES-6000Hの事例を参照ください。)

 

2.新聞やカタログなど白地に黒文字の有る原稿をスキャンする。

 

→ 黒い文字がカラフルな(スキャナ読み取り領域の短辺方向の)色スジとなる。

 

この発生原因は、埃によるものではなく、キャリッジの送りムラ(ガタ)です。

 

弊社では修理しかねます。

 

(下記、ES-8000の事例を参照ください。)

 

 

 

 

 

 

■タテスジの発生原因と特徴

 

カラフルな色の縦スジが発生する仕組み:
1)カラーラインセンサ(CCD)は、Red,Green,Blueチャンネルについて、同一時刻に同一ラインの画像を取り込んでいるわけではありません。副走査方向にそれぞれ例えば、8ライン分、離れて配置されています。

 

2)ミラーに付着したゴミや埃の寸法は小さく、相互に離れた、Red,Green,Blueの全てのチャンネルにわたってさえぎる埃やチリはあまりありません。ほとんどが、たとえばたまたまRedチャンネルの光路に埃があるために、画像をさえぎります。他の色(Green,Blue)の光路をじゃましていないため、Redだけが異なる値になります。

 

以上の結果、Red色、Green色、Blue色などカラフルな色の縦スジが発生します。

 

決して、CCD画素の欠陥や、色のついた塵や埃が付いているわけではありません。

 

ミラーに付着したゴミによるスジの特徴:
第1ミラーに付着したゴミは、焦点位置である原稿に一番近いため、ボヤケルことなくシャープな縦スジとなります。第2ミラー、第3ミラーに付着したゴミの場合は相対的にもっと広がった縦スジなります。

 

スキャナの基本光学解像度(ES-2000では800dpi)にてスキャンした際に、複数画素に渡って、原色の縦スジが発生している場合は、ほぼ確実にゴミが原因です。

 

出典:

 

■姉妹ブログ『イメージスキャナ開発室』に投稿しました ES-2000の縦筋(たてすじ)修理の記事。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_620f.html

 

 

 

■サンプル画像追加 2009.10.28

 

 

機種:ES-8000

 

スキャン条件:暗箱を乗せ、300ppi,24bitカラーにてスキャン。

 

5159 x 3659 pixel, RGB, 72MBの画像。

 

症状:A3画像下、1/5に『白ヨコスジ』発生。

 

上1/4に淡い色スジも発生。

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/es8000_suji_before.png

 

原因:第1ミラーに付いた埃。

 

対策:第1ミラーを清掃。

 

結果:

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/es8000_suji_after.png

 

いずれも、下記の画像処理を実施。

 

ImageJ

 

Image⇒Adjust⇒Brightness/Contrast

 

Set

 

Maximum Displayed Value : 255→32

 

(Photoshopのレベル補正にて、Highlightを変更したのと同じ処理です。)

 

 

 

■サンプル画像追加 2009.8.11

 

機種:ES-6000H

 

スキャン条件:黒布を乗せ、300ppi,24bitカラーにてスキャン。

 

5100 x 3509 pixel, RGB, 68MBの画像。

 

症状:A3画像下、1/4の領域に『ヨコスジ』発生。

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/6000h_all.png

 

左下の部分拡大図

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/6000h_trim.png

 

原因:第1ミラーに付着した大量の埃。

 

対策:ミラーの埃取り実施。

 

結果:

 

左:修理前の拡大画像, 右:修理後の同一箇所の拡大画像。

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/es6000h_before_after.png

 

 

 

 

 

■サンプル画像追加 2009.8.12

 

機種:ES-8000

 

スキャン条件:レトルト食品のパッケージ4つを乗せてスキャン。

 

4079 x 3379 pixel, RGB, 53MBの画像。

 

症状:A3サイズのスキャン方向終端側1/5に『タテスジ』発生。

 

EPSON Scanの画像では、画面左から1/5水平方向の場所にタテのスジ。

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/es8000_all_with_arrow.png

 

拡大図(左下のレトルト包装の左から1/3の緑地印刷の右下あたり

 

「↑カーソル部」を拡大。)

 

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/es8000_trim.png

 

原因:キャリッジの副走査駆動精度の低下。

 

対策:申し訳ございません。弊社では対応しかねます。

 

発生メカニズム詳細:

 

繰り返しになりますが、

 

1)カラーラインセンサ(CCD)は、Red,Green,Blueチャンネルについて、同一時刻に同一ラインの画像を取り込んでいるわけではありません。副走査方向にそれぞれ例えば、8ライン分、離れて配置されています。

 

2)キャリッジの副走査駆動にムラ(例えばスライドする途中にキズや凹凸があって、ガタンと乗り越えるような動作をした時)があると、色毎に別の場所を読んでしまいます。

 

上の拡大画像の例ですと、「う一度暖め」の「う」の文字の中に黄色い線があります。これは、Blueのセンサが、本来「う」の中の白地の部分に来ているべきタイミングで、ヘッドの位置(もしくは光路途中のミラー)にズレが生じたために、「う」の黒い文字上にBlueのセンサが遅れて位置してしまい、色スジが発生しています。

 

つまり、本来、白 (RGB=255,255,255)となるべき場所で、Blueのみが黒となっているために黄色(RGB=255,255,0)となっています。

 

ちなみに、ES-8000の副走査駆動方式は、ワイヤーを使った、ミラー移動方式です。

 

レンズとCCDは移動せずに固定されているため、この副走査方向に垂直な色スジ(EPSON Scanが90度画像を回転しているため、タテスジになっている)

 

の発生は、ランプ直下の第1ミラー、もしくは、ランプユニットに対して、1/2の速度で移動する「第2+第3ミラー対のユニット」のいずれかが設計スピードに対して、一瞬ガタが発生したと推定されます。

 

ガタの発生原因は現物にて解析できていないので不明です。

 

■追記(2019-7-12)

機種追加 フィルムスキャナ EPSON F-3200 

修理期限が2012年までだった名機です。

知人から修理を依頼され、オーバーホールしてみました。
結果、ユーザー自ら縦筋(タテスジ)の対処可能と判りました。
詳細は、次の記事をご覧ください。

 

EPSON F-3200 の縦筋を取り除く方法
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-7eb893.html

以上



 

 

 

 

 

 

 

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