Scan Tips

2010年5月31日 (月)

ドロップアウトカラー

スキャナの光学解像度能力をギリギリまで引き出したい!
と言う時に、1つのTipsですが。

レンズには、必ず色収差があります。
ニュートンが発見したあれです。
ガラス中を進む光は波長によって速度が異なります。
このため、斜めに入射した光は、青い光ほど曲がって進みます。

30人31脚の波面が、^^)空気中から斜めにガラス中に突入すれば、
ガラスに入ったところから、足取りが遅くなり、波面が傾く、のは想像できる。

レンズ設計者の腕の見せ所は、使用波長範囲(青〜赤)にて、いかに像面
(ES-10000Gのセンサでは、なんと 80mmもセンサ長があります。
 35mm用レンズなんてカワイイモノです。)
全域で波長に依存せずに、同じ場所に結像するか、が重要な機能です。

でも、
入力被写体が、白黒線画、白黒写真、銀塩写真、製版フィルムなど元々色が無いことが予め解っているのであれば、グレースケールにて、ドロップアウトカラーの緑
を使うことをお奨めします。

何故か。
イメージタイプの「グレースケール」は、視感度を忠実に再現しようとして、RedやBlueの成分も加味されています。
グレースケールを選ぶと、色収差分も加算平均されます。

しかし、レンズの最高光学解像能力は、Green波長に合わせ込んであります。
(視感度が最も高い色のため)

EPSON Scanには、かつてドロップアウトカラーという優れた機能がありました。でも何故か、途中から機能搭載を止めてしまいました。

でも最近復活したことを知りました。
もしお使いのEPSON Scanのバージョンが古くメニューに
グレースケール/ドロップアウトカラー
が無いようであれば、最新版(3.4X以上)をお奨めします。

しかし、、、、
なんと残念なことに、ドロップアウトカラーを復活させたのは、反射モードだけだったのです。(最近知りました)
透過モードでは、何故かドロップアウトをサポートしていない。
な。。なんということだ。

デジタルアーカイブしようと銀塩写真乾板ネガをスキャンしようとしても、ドロップアウトが無いってことは、何を考えているのでしょう。
EPSON! 用途を調査しましょう。
せっかく機能復活させたのにもったいない。
と思うわけです。

で、
iMeasureScanには、透過モードもドロップアウトカラー、、

『あるよ!』

(ドラマ『ヒーロー』のあの人の語り口調で。。笑)

2009年10月 8日 (木)

自炊技術Wiki > スキャニング

スキャニング技術に特化したTipsのWikipediaのようなサイトを見つけました。

自炊技術Wiki > スキャニング

本blogのタテスジの記事がリンクで参照されています。

日本で非常に高価なビデオレコーダーが大量生産により安価になった背景には、1980年前後のアニメブームがあったと思います。
大学生時代、漫画研究会(現代視覚文化研究会と呼ばれていましたが)の友人が非常に高価なビデオレコーダーを購入したと言うので見せてもらったら、当時NHKで(再?)放映されていた、『未来少年コナン』を録画するために買ったとか。
ご存じのとおり、宮崎駿の初期の作品。

この bookjisui コーナーの著者や読者は、コミック本のスキャニングが主たる目的なんだろうか。

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2007年8月 9日 (木)

8bitグレーと16bitグレーの使い分け

◇8bitグレーと16bitグレーの使い分け

 

8bitグレーでは、0~255までの明るさの差異を記録することができます。
16bitグレーでは、0~65,535までの明るさの差異を記録することができます。(%1)
赤外線イメージスキャナ IR-4000は、16bitでデータを出力する能力を持っております。
従って、スキャン資料の濃淡(明るさの差異)情報を余すところ無く記録保存することを目的とするのであれば、16bitでの画像保存を推奨します。

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画像ファイルの保存形式

◇画像ファイルの保存形式

~スキャンした画像ファイルを保存する際の保存形式(ファイルフォーマット/書式)の選択~

EPSON Scan(Version 2.94J)の保存形式メニューには、拡張子(ファイル名の最後に付く.xxx)にて分類すると4種類あります。

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