複写紙の可視化
複写紙の可視化
このところ、複写紙のスキャン依頼が急増しています。
昭和の時代、35年以上前に貴金属を購入した際の計算書の金額を読むことが目的のようです。
弊社では、
・可視光の反射画像、透過画像
・赤外線イメージスキャナ
・紫外線蛍光イメージスキャナ
・Blue励起のGELSCAN
などの世界でも他に例を見ない特殊イメージスキャナをラインアップ、販売しております。
消えた文字が見える化スキャニングサービス
は、そうした目では読みにくくなった、もしくは見えなくなった複写紙の
日時
仕様、個数、重量、単位、単価、金額
合計金額
を見える化する、他に例を見ない特殊なサービスです。
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近年動画の世界では、プロ用のカメラは、10bitが当たり前となってきました。
明暗を10ビットつまり、 2^10=1024階調、Red/Green/Blueにそれぞれの階調がありますので、色数にすると10.7億色という計算になります。
しかし、イメージスキャナは元々 16bitが当たり前です。
明暗を2^16= 65,536 階調で読み取ります。
色数にすると、281兆色 という計算になります。
そのため、微かに数字の刻印の濃度が残っていれば、そのヒストグラムのみを拡大して「見える化」を実現できます。
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また、このビット数を活かすには、均一な照明が必須となります。
極論を言えば、
65,536 階調の微かな濃度差を見分けるためには、照明が複写紙を照らす明るさの強弱には、1/65,536 の誤差があってはいけません。
一般的に照明は、数パーセントの明暗があります。つまり、1/100 の誤差は含んでいます。
そうすると、見える化をしたい複写紙のインクの濃度差よりも、照明のムラが先に邪魔をしてしまい肝心の文字の可視化ができなくなります。
その点、イメージスキャナは、シェーディング補正という校正機能を搭載しています。
その結果、照明光源のムラ、レンズの周辺減光、センサの画素毎の感度ムラを全て校正をした後の均質な画像を得ることができます。
更に、先月、弊社には、現在世界に2台しかない特殊イメージスキャナを導入しました。
フラットベッド式(コンビニのコピー機の形)でありながら、オルソ画像を得られるイメージスキャナです。
この技術は、大型非接触スキャナである、オルソスキャナと全く同じ原理ですが、
接触式の小型フラットベッドスキャナであることが特長です。
通常のイメージスキャナと異なる点は、スキャン全面において、
照射光と、センサに向かう反射光が、完全に同じ幾何学的配置でスキャンする、ということです。
詳しくは、金箔の撮影の項目をご覧ください。
このRPS-ORTHO (リアルピクセルスキャナ オルソ)と呼ぶ、フラットベッドスキャナは、
従来使っていた、イメージスキャナよりも、更に強力な装置であることが実際の事例を通じて証明されました。
製造可能な在庫は残り2台です。
つまり、世界に4台で打ち止め(製造終了)となります。
ご注文はお早めに。
1台は既に見積依頼があり提出済みです。
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