i線とは 露光装置の要素技術
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230313-2622578/
300mmウェハ対応i線露光装置(ステッパー)
画面サイズ50mm×50mmの一括露光を実現しつつ、解像力0.5μmを実現
・フルサイズCMOSイメージセンサ
・HMD向けマイクロOLED
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I線とは
https://www.ushio.co.jp/jp/technology/glossary/glossary_a/i_line.html
i 線とは、波長365nmの水銀のスペクトル線のこと。
水銀は多くのスペクトル線を持つが、紫外域・可視域・近赤外域における強いスペクトル線として、
253.652nm、
296.728nm、
312.566nm、
365.015nm、
404.656nm、
407.781nm、
434.750nm、
435.835nm、
546.074nm、
576.959nm、
579.065nm、
690.716nm、
1013.98nm
がある。
このうち、紫外域の波長365.015nm≒365nmのスペクトル線を i 線と言い、この波長を利用したステップアンドリピート(step and repeat)方式の露光装置を i 線ステッパなどと言う。
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露光装置の要素技術
https://www.ushio.co.jp/jp/technology/lightedge/200111/100266.html
水銀は、原子核の周りに80個の電子がある。
基底状態では最外殻の6s軌道に2個の電子が存在する。
その電子配置は、1s2 2s2 2p6 3s2 3p6 3d10 4s2 4p6 4d10 4f14 5s2 5p6 5d10 6s2と表わされる。
この最外殻の6s軌道にある2個の電子が励起準位に遷移する過程によって、種々の線スペクトルからなる光放射が発生する。
電子状態と代表的な許容遷移を図4-4に示す。
通常、露光に使用される水銀のラインは、g 線(436nm)、h線(405nm)、i線(365nm)である。
これらの各線の中に、大きな遷移確率を有するものが含まれており、強い放射を得ることができる。
これらのラインの共通点は、着目している遷移の下準位が63pの三重項の電子状態に落ちることである。
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