空気感染対策を数字でチェックする 〜二酸化炭素濃度がいくつなら安心か?〜
とうとう4年目に突入してしまいますね。新型コロナウィルスによるCOVID-19禍。
2020年2月、横浜港に停留していた豪華客船ダイヤモンドプリンセス号の調査報告書では、共通通路天井の換気口にウィルスが付着していた事実があったにも関わらず(5)、空気感染の可能性を積極的に警告しませんでしたね。ひたすら接触感染が強調されました。
トドメは、蛍光塗料を使い、クルーズ船のバイキング方式レストランのトングから如何にウイルスが拡がっていくか、NHK特集などの実験で可視化され印象付けられました。
ここに来て、漸く飛沫による感染が認知され、エアゾル感染、空気感染という言葉も見られるようになりました。
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空気感染対策の結果を数値で評価するためには、二酸化炭素モニターが重要な指標です。
そこで、今回は二酸化炭素濃度がいくつなら大丈夫か?を計算してみましょう。
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• 換気装置の基準 1人、毎時30m^3なら (4)
(410*30+10000*2.7)/32.7=1,201 ppm
• 台湾の教室基準 1人、毎分1m^3(毎時60m^3)なら
(410*60+10000*2.7)/62.7=823 ppm
ーーー まとめ
1人、1分間あたり新鮮な空気1立方メートルが必要として、
呼気に含まれる二酸化炭素濃度 : 1万ppm (1)
地球大気の二酸化炭素濃度: 410ppm (2)
肺活量: 1回3リッター、1分間に15回呼吸 (3)
で計算します。
結論:約800 ppm
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出典:
(1) https://www.teitannso.jp/article/16285046.html
(2) https://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/26/26-1/qa_26-1-j.html
(3) https://ds.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/co2_trend.html
(4) https://www.jsap.or.jp/docs/columns-covid19/covid19_1-2-4.pdf
(5) https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9849-covid19-19-2.html
「空気伝播を示唆する証拠は得られなかったが、廊下天井排気口からSARS-CoV-2 RNAが検出されており、特殊な環境でウイルスが遠方まで浮遊する可能性について更なる検討が必要である。」
3年前に私が購入した測定器は、最初にパルスオキシメーター
次に、二酸化炭素モニターでした。それから至る所で計測しています。
新幹線は、1000ppm前後です。
特急あずさが酷い状況でして、なんと、上り、高尾駅で3000ppmを越えました。
JRに何度か伝え対策と改善を訴えています。が残念ながら、未だに動きが見られません。
(了)
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