8K Displayに必要なインチ数はいくつか?
8K Displayに必要なインチ数はいくつか?
(1)視力1.0と仮定する。
と
(2)DisplayのPixel Density ( inch あたりの画素数)
以上の2つの情報から自動的に、鑑賞距離とディスプレイサイズが定義できる考えています。
~~~~~
1.視力とは何か
まず視力1の意味の復習から。
視力1とは、例のC のどっちが空いているかの検査で判定する視力のことですが、
あの隙間は、角度で定義されています。
1周360度の1度の更に1/60を 1’(分)といい、視力1.0はこの1分を分解する能力です。
1分という角度を空で覚えておく時に、印刷やイメージスキャナを経験している人は、ppiの概念が判りやすいと思っています。
ppi は、 Pixel Per Inch の略で、1インチ(=25.4mm)あたり、画素(Pixel)がいくつあるか、画素密度を表す単位です。
先に結論を言うと、 30cm先の 291 ppi の角度分解能力が 視力 1.0 です。
2.市販されているDisplayの画素密度について
例えば、最新のiPhoneの Pixel density は iPhone12 Proで
466ppi
https://28b.co.uk/ios-device-dimensions-reference-table/
ですので、視力1の人なら、 30cm * 291/466 = 18.7 cm より近づけば1ピクセルを見分けことができる。
3.8KのDisplay
21インチのFull-HD 相当(1920 x 1080 pixel )の 一般的なディスプレイの画素密度は、
16:9なので、21inch /1.1473 = 18.3 inch
1920/18.3 = 104.9 ppi
よって、ディスプレイで、4Kを買うなら、42インチ以上を買うべきですね。
PC用のDisplayとして4K買うなら、105ppi、42インチが妥当だと思います。
30インチの4Kとか市販されていますが、年寄り老眼には辛いだけでしょう。
同様に、8Kを買うなら、84インチ以上を買う必要があります。
でも、105ppi の鑑賞距離は、 30cm * 291/105 = 83cm です。
84インチ(横幅が1.8m)のディスプレイを 83cmの距離で鑑賞するってのは辛いでしょうね。
となると、1つ上の 110インチクラスが 8Kのスタンダートになるような気がします。
そうすれば、1メートルくらい離れて見れば良いわけです。
その時の110インチディスプレイの画素密度は、
21inch /1.1473 = 95.9 inch = 2.43m
7680 pixel/ 95.9 inch = 80 ppi
ということで、8K時代のDisplayは、110inch、80ppi 時代が到来すると予言します。
参考)
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-7ab4be.html
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