消えた文字が見える化スキャニングサービス
消えた文字が見える化スキャニングサービス
https://www.imeasure.co.jp/service/visualization.html
このところ問い合わせが多いので、まとめてみます。
■Q1: カメラ方式とイメージスキャナ方式の違いは何か?
「可視化」作業は判読したい文字部分と地となる紙の微かなコントラストを強調する作業です。
カメラ方式ではどうしても10%程度の照明ムラが有り、コントラストを強調していくと可視化を試みたい文字部は紙の地に埋もれてしまいます。よって、資料全体を均一に照明できるイメージスキャナ方式が有利です。
10%の照明ムラがあるということは、実質10階調しかない画像と等価です。
イメージスキャナは、反射率の基準板を内蔵し校正する仕組みを搭載しています。これは、反射率測定器や透過率測定器と同じ原理です。そのため照明装置の照明ムラの影響を受けずに、16bitの階調(65536階調)の被写体の濃淡を測定可能です。
また、スキャナ方式は光学解像度20μm、65536階調の明暗を分解します。
解析したい紙面全面にわたって、65535階調の濃度範囲の内、
例えば、35000~35256階調の範囲だけを「濃度の局所ズーム」を行いコントラスト強調する、といった作業が可能です。この作業は、カメラ方式では太刀打ちできない領域です。
■Q2: 一般的な(可視光)イメージスキャナを使った解析サービスと何が違うのか?
更に、弊社のサービスは、
(1)可視画像では見えない赤外線画像を使って解析をする。
(2)可視画像では見えない紫外線蛍光画像を使って解析をする。
(3)通常照明では見え難い凹凸を斜光を使って解析をする。
(4)更に、(1)+(3)の赤外線斜光を使って解析をする。
といった組み合わせを全て使って可視化を試みます。
消えた文字があり、どうしても可視化したい場合、
弊社のサービスをぜひ思い出してみてください。
(いちのせ記)
■追記 〜〜〜〜〜
実績例1)VATICAN教皇庁図書館の重記写本の判読
https://www.imeasure.co.jp/image/np_A050302.jpg
実績例2)消えた蛍光ペンの復元 ファイト新聞
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-1c43.html
実績例3)鶏卵紙写真文字の解読
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-4c08.html
実績例4)位牌文字の可視化
https://www.imeasure.co.jp/image/ihai.jpg
実績例5)伊勢型紙の印影の可視化
https://www.imeasure.co.jp/image/isekatagami.jpg
実績例6)木簡の墨書の可視化
https://www.imeasure.co.jp/image/mokkan.jpg
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