« 相変化の話 | トップページ | 鉛筆とボールペン »

2021年1月19日 (火)

加湿器 一体この水は何処に消えているのか?

一体この水は何処に消えているのか?

Img_1957

(考察)

 

「エアコンを利かせた部屋は乾燥する。」

そうだ。

 

「湿度を40%以上に保て」と言われる。

そこで加湿器を設置した。

しかし、ものすごい勢いで水が無くなる。

 

一体この水は何処にいくのだろうか?

 

(思考実験)

 

完全に閉ざされた空間であれば湿度は気温に依存し、

高温になるほど、湿度は下がる。

低温になるほど、湿度は上がる。

何故か。

気体の水蒸気が空気に「溶け込める」量は、高温ほど増えるからだ。

(山賀進様のサイトより画像を引用させて頂いております。感謝。)

もし、平衡状態になった部屋にて、常に加湿器の水が消えていくとしたら、一体この水はどこへ行くのか?

 

[ 仮説:換気によって、部屋の外へ逃げている。 ]

 

もし、この仮説が正しいのならば、平衡状態になった部屋であれば、

単位時間あたりに供給される加湿器の水は丸ごと部屋の外へ排出されている。

ということになる。

 

つまり、

外気(部屋に入ってくる)の湿度、温度と、部屋の湿度、温度が解れば、単位時間あたりの、空気の移動量を推定できる。

ということになる。

 

わぁ。これは発見だ(笑)。

この部屋は、「単位時間あたり、xxリットルの空気を換気しています。」と言えることになる。

 

というお話でした。

 

ただし、人の呼気による「三密」測定器としてのCO2モニタが、灯油ストーブで暖房する部屋では換気度合いをモニタリングする装置として用を成さないように、燃焼によって水蒸気が出る暖房装置の有る部屋ではこの仮説で、単位時間あたりの換気量は算出できない。


(では上記仮説を前提にさっそく計算をしてみましょう。)

グラフより、飽和水蒸気量を読むと、

5℃ で 6g/m^3

25℃ で 23g/m^3

 

25℃の部屋の湿度が40%としたら、

9.2g/m^3

 

外気は、仮に20%と仮定してみよう。

1.2g/m^3

 

空気が入れ替わると、

1立方メートルあたり

9.2-1.2=8g

が消える。

 

加湿器は、水を8時間で6L(4Lを1.5回)消費していると仮定すると、
8gの水蒸気を排出する空気の容量は、

6000g/8g=750m^3
これを8時間で排出するので、

750m^3 / 8h

= 約94m^3/h

 

つまり、

【 1時間あたり、94立方メートル換気している。 】

 

 

さて、やっと本題です。

2020/12/24の記事。

3密対策の「適切な換気」方法 一般家庭での目安は

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201224-00213471/

 

「一人あたり毎時 30m^3が推奨」

 

ですので、94立方メートルってことは、この部屋は3人までokってことですね!(^^)

 

(昨日(2021-1-18SARS-CoV-2の英国由来変異株が日本国内の市中感染者から検出されました。接触感染だけでなく、飛沫感染への警戒が必要です。引き続き、三密を避け効率的に換気をする対策に努めたいと思います。)

【一人あたり毎時 30m^3が推奨】

出典:

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000698849.pdf

冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について

令和 2 11 27  

(履歴)
2021-1-29 変異種⇒変異株

 

« 相変化の話 | トップページ | 鉛筆とボールペン »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 相変化の話 | トップページ | 鉛筆とボールペン »

2021年9月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ