スキャナ駆動ソフトウェア iMeasureScan への質問 :Densitometerモードで動作 とありますが、これはどのような機能でしょうか?
Q:Densitometerモードで動作 とありますが、これはどのような機能でしょうか?
一般的なイメージスキャナは(デジカメもそうです)、ディスプレイのガンマ特性の逆特性で画像出力する設計になっています。
そのため、階調(濃淡にグラデーションのあるたとえば、0〜255の)データは、センサに蓄積された光量に比例した値ではありません。たとえば、反射率50%の値は、127.5/255ではなく、172くらいの値になっています。
そこで、ガンマ 1.0 すなわち、センサに蓄積された光量に比例した値となるように動作させる設定が、
「Densitometerモードで動作」
です。このモードをONにしてスキャンをすると、反射率(透過率)50%の値は、127.5/255になります。
16bitデータの場合は、32767.5/65535 となります。
得られる画像の階調値は、反射画像であれば反射率、透過画像であれば、透過率に換算可能な値となります。
光学的濃度(や吸光度)に変換する場合は、
OD= -LOG(反射率)
で得ることができます。
(※厳密に反射率、透過率、濃度計としてスキャナを使うためには、検量線を引く必要があります。)
<参考>
CBBゲルの検量線を引く手順が下記にございます。
https://www.imeasure.co.jp/report/ImageJ_CBB.html
スキャナ駆動ソフトウェアiMeasure ScanにてDensitometor ONとした場合、スキャナのガンマは、1.0となるため計算式の1.8は不要。
この箇所に該当します。
不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
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