大型アナログ図面の高精度デジタイズ CADデータ化 にお悩みの方はぜひご相談ください。
デジタルアーカイブ学会 研究発表大会の記事が、学会誌の公式ページで pdfで公開されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/2/2/2_91/_article/-char/ja/
オルソスキャナを使って、 1万対1の寸法精度を達成した実験報告書です。
ちなみに、1万対1は、JIS定規1級の 0.2mm/メートル
を越える精度です。 0.1mm/メートル
鉄の線膨張係数が 12E-6ですので、
ΔT=10℃ で、120E-6となり、0.12mm/メートルを越え、
1万対1の寸法精度は、10度変動する環境で鉄では達成できません。
オルソスキャナ+図面専用フィルム(マイラー)にて、
線膨張係数が、34〜37 E-6 であることが判りました。
温度変動ΔT=3℃で、100E-6 → 1E-4(つまり1万対1) となります。
そこで、温度を横軸に、縦軸を寸法精度でプロットした際の回帰直線を基準に、そのばらつきが、1/1万 (=1E-4)に入るならば、温度補正を行うことで、1/1万 (=1E-4)を達成できることになります。
その見通しを示した実験報告書です。
回帰直線の傾き(34〜37 E-6)は、オルソスキャナ+マイラー図面における線膨張係数に相当します。
現在、スキャナの部屋をエアコン掛けっぱなしにして、
スキャン時の温度を0.1℃単位で記録して補正を行うことで、1万対1の寸法精度を達成しました。
大型アナログ図面(7メートルマイラー紙のスキャン実績があります。)の高精度デジタイズ CADデータ化 にお悩みの方はぜひご相談ください。
■ 図面スキャンサービス
http://www.imeasure.co.jp/pdf/service_drawing.pdf
kw : リバースエンジニアリング 金型の計測
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