VRゴーグルの解像力を 視力で表記したらどうだろうか?
VRゴーグルの解像力を 視力で表記したらどうだろうか?
PC用ディスプレイの 解像度 が表示pixel数の意味で使われる。
CAD設計や、スマホなどでは、十分な視力の有る人にしてみれば、単位長さあたりで、どのくらい緻密な画像を表現できるのかに関心を持つ。
そのためのスペックは、Pixel density ( 単位長さあたりにいくつの画素があるのか?)である。
例えば、iPhone5で、 326ppi、iPhone6 Plusで 401ppiといった具合。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/iphone-pixel-de.html
では、VRゴーグルはどう表記すべきか。
https://www.moguravr.com/hedset-hikaku/
これなどをみると、相変わらず、表示pixel数 で比較している。
しかし、大切なのは、角度分解能であろう。
なので、いっそのこと 視力 で書いたらオモシロイと想って計算した。
角度1分(角度1度の60分の1)を空間分解する能力が視力1.0なので、角度1度に60pixel有れば視力1ってことですね。
製品名 | 画素数 | 視野角
Oculus Rift | 1080x1200 pixel | 110度
PS VR | 1920x1080 pixel | 100度
視力はそれぞれ、
1080/110=9.8pixel/度 【 Oculus Rift 視力:0.16 】
1920/100度=19.2pixel/度 【 PS VR 視力:0.32 】
自動車の運転が許可されるのが、視力 0.6だから、
せめて、4KがVRゴーグル用のディスプレイに使われる必要がありますね。
視力1.2の人で、8Kが必要。
以上
注記)コメントを頂きました。右目用と左目用で横画素数を半分づつ使っているそうです。右目用に110度、左目用に110度使っていると仮定すると上の計算は、更に視力は半分になる計算です。
補足)
参考) 特別な数字 291
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PSVRは1920ピクセルを両目に半分ずつ割り当ててるので、実際は半分の960ピクセルです。
投稿: | 2018年7月29日 (日) 15時33分
適切なコメントありがとうございます!
投稿: いちのせ | 2018年7月29日 (日) 15時44分