無言館様の絵画をスキャンさせて頂きました
【お知らせ】
長野県上田市にある 無言館 様所蔵の絵画を3点スキャンさせて頂きました。
2m×1mといった大きな絵画でも、非接触にて高解像度(最大1200ppi)スキャンすることができる、スキャニングサービスです。
(無言館様から許可を頂き掲載させて頂きます。)
今回の作業を通じて、改めてオルソスキャナの魅力を理解しました。
複製画像を作った後に、額縁(がくぶち)を仕立てるのですが、スキャンした画像を使って、その額装の内寸、外寸を高い精度で寸法計測できます。その結果 、複製画制作作業と、額縁制作作業を同時並行で作業可能となりました。
<背景>
オルソスキャナは、元来(1.8メートル×7メートル等の大型) 図面をCAD化するための専用スキャナでもあります。コンディション(空調など)を整えた場合は、1メートルにつき、0.1mm未満の精度で、スキャンが可能です。
JIS1級の定規の精度が、1メートルにつき、0.2mm未満、
JIS2級の定規の精度が、1メートルにつき、0.3mm未満、
の精度ですので、オルソスキャナでスキャンしたデジタル画像を使うと、 JIS定規の寸法精度の検査が可能となります。
絵画作品や木製の額縁といった、立体的な対象物であっても、問題ありません。
アイメジャーのオルソスキャナは、作品や木枠の額縁を【真上から見た画像=オルソ画像】にて撮影した画像を得ることができます。そのため、作品の正確な寸法や、額の内寸、外寸などを、(画像を1ピクセル精度で測ることで)計測できます。
まさに、 画像(iMage) で 計測(Measure) する、アイメジャー(iMeasure) の本領発揮といったところでしょうか。(^^)
■技術レポート
オルソスキャナの照射光量とスキャンによって絵画に与える積算光量
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