ゲルスキャン(イメージスキャナ)によるタンパク質の定量とデンシトメーターによる定量とどう違うのか
Q:
GELSCAN-2 によるタンパク質の定量とDensitometorによる定量とどう違うのか知りたい。
A:
・Densitometorは、SDS Pageのバンドの一部を直線的になぞり、吸光度グラフを作製し、その面積を定量する。この場合、どのラインの濃度を計測したかによって、作業者の個人差や作業毎の誤差が産まれ、繰り返し再現性が落ちる。これに対して、バンドを丸ごとエリア指定(*1)して濃度計測するGELSCAN-2の定量手法は、そこに流されているトータルのタンパク量を定量することとなり、繰り返し再現性が高い。
・繰り返し再現性が高いことで、一度、検量線を作製(*2)すれば、ImageJによる定量→タンパク量 の測定装置として利用可能となる。
*1)「バンドを丸ごとエリア指定」とは具体的には下記の画像の矩形領域(□)を意味します。
(*2)検量線を作製
CBB染色によるタンパク質の検量線の制作事例:
詳細:
ImageJによるCBB SDS-Page ゲルの検量線の作成
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