【 実験 】 イメージスキャナをひっくりかえしてみた。(※注意)
A3サイズを2400ppiでスキャンできるから、12億画素のカメラだね。
また、A/Dコンバータは 16bit (65536階調)を積んでるので、48bitColor画像。
でも、被写界深度が 1200ppi では 1mm程度なので、ブラケットスキャンをやってみた。
ワザと名刺を折り曲げる。
高さは最大で 24mmくらい。
ピントを0.1mmづつ変えられるスキャナなので
(ES-10000G)
目一杯(−2.0~+6.0mm)変えて、スキャンする。
そのピントを1mmづつ変えてスキャンした画像を
後から、フォトショップのレイヤー合成機能を使えば
全域(8mm範囲で)ピントの合った画像になるでしょう。
きっと。
ということで、パンフォーカス画像を作ってみた。
ところが。。
〜〜〜〜〜(※ 注意)
よい子は真似しないで下さい。改造せずに、ひっくり返すと、壊れます。
→ こうなる。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-83a0.html
〜〜〜〜〜
まずこれが、A3エリアの全体像。
中央(レンズ光軸中心)から少し右に置いた名刺をスキャンした。
1200ppi画像です。↓
さあて、いよいよ Photoshop のレイヤー合成機能を使って、ピントの合った画像だけのパンフォーカス画像をつくるぞぉ!
わくわく。
で。その結果がこの画像。。
あら。。(^^;)
ということで、
改めて オルソスキャナ の威力を実感したのでした。
ちゃんちゃん。
■参考blog:
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-15c8.html
高精細画像の写真撮影とレプリカの制作
(1)800ppiクラスになると塵や髪の毛が問題となり、クリーンベンチが必須であること。
(2)解像度が高い程、被写界深度が浅くなるため、焦点位置を変えて複数回スキャンして、レイヤー合成機能を使ってパンフォーカス画像を作ります。
(3)大型図面など複数回に渡ってスキャンした画像を、フォトマージ機能を使って、一発で自動接合します。
この、(2)、(3)を自動で行うためには、オルソ画像である必要があります。
■補足説明:
固定焦点のレンズを前後させてピント調節すると、被写体の倍率が変わる。
ところが オルソ画像 を撮影可能な テレセントリックレンズ を使うと、
なんと! レンズが前後しても、倍率が変わらない。
http://www.imeasure.co.jp/ortho/report.html
テレセントリックレンズ 。。 おそるべし。
http://www.imeasure.co.jp/pdf/leaf_OrthoScan-IMAGER_jp.pdf
テレセントリックレンズに関する専門的な詳細説明書籍。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-cd90.html
オルソスキャナ による パンフォーカス画像(全域にピントの合っている画像)の迫力は、土器の画像が判りやすいですね。
直径38cm程の土器を300ppi(80μm)
でスキャンしています。
息を呑む画像です。
http://www.imeasure.co.jp/ortho/gallery.html
ドキドキ。
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