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2017年4月18日 (火)

光源屋さんが夢見たもの。

かつて東芝の中央研究所が水銀を使わない照明器具のコア技術を開発した。
真空に引いた空洞に片っ端から希ガスを注入し電流を流して発光させる。
He Ne Ar ...
ついにキセノン(Xe)ガスにたどり着く。

低圧のキセノンガスが出す紫外線はやがて二つの商品で開花した。

一つは、イメージスキャナー用光源、つまりコンビニのあのコピー機用光源。
もう一つが、テレビ。

スキャナー用光源は、(当日社員300人だった日亜化学工業の研究者、)中村修二氏が作ったLEDに駆逐されていく。
一気に切り替わったのは、つい数年ほど前の出来事。

テレビは液晶に負けちゃったね。プラズマテレビ。

でも育てた技術は、こうして生き残っていくんですね。

キセノンガスの147nm の紫外線。

水銀の出す253.7nmの紫外線用の蛍光体では効率が悪い場合がある。

http://shiko-tec.co.jp/product/

[
●発光波長の選択・複合化が可能
真空紫外光(147/172nm)励起型の蛍光体を用いて様々な発光波長を実現可能。異なる蛍光体の発光チューブを複合して配列することも可能です。
]

キセノンガスが励起されて出す、147nmの紫外線を使った世界最初の商品が、1986年(?)の東芝のファクシミリだった。四国愛媛県今治市にある東芝の関連会社ハリソン電気が製造していた。

その次の商品が、1988年のEPSON のGT-4000 というカラーイメージスキャナ。

当時、150万円してたフルカラーイメージスキャナを、198,000-で発売した。

当時、ディスプレイは、8色。
プリンターも8色の時代に2000万円のフルカラーディスプレイ(NEXUS)で
フルカラーデジタル画像を表示して満足ゆく画像が出るまで私は実験し続けた。

光源光量が、1%変動すれば、筋になって見えてしまうからね。
フルカラーディスプレイを見てると。

発売時は完全にオーバースペックだったけど、同じ頃に、アップルがQuick Draw32を発表する。
国内は9801用に198,000-のスーパーフレームが登場してフルカラー表示環境が整う。
こうしてGTシリーズはフルカラーイメージスキャナの代名詞に育ってゆく。

水銀フリーの照明器具を世界に。
その研究者の想いは情報機器用の光源として世界に旅立った。

参考)

イメージスキャナの解像度 その2(%2)三菱レーヨンの資料

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