« 寸法精度良く図面や対象物をスキャニングしたい | トップページ | 技術資料 イメージスキャナの倍率精度と温度依存性 »

2015年10月 5日 (月)

ロール状フィルムをスキャンする

従来、ロール状やオーバーサイズ(A2サイズなど)のフィルムをイメージスキャナの透過原稿用ユニットを使って画像取り込みする場合、障害がありスキャニングすることができませんでした。

イメージスキャナは、透過率の校正のためにプラテンガラスの一定領域をサンプリングします。この機能をシェーディング補正と呼びます。通常のイメージスキャナのシェーディング補正に必要となる校正用データの取得は、1回のスキャン動作ごとに毎回強制実行されます。そのためスキャニング領域に隣接する、校正用データ取得領域に、フィルム原稿をおいたままにできませんでした。結果的に、オーバーサイズ原稿の連続スキャン作業の妨げになっていました。

PhotoDigitizer (モデル名:201510A3のみ)は、連続スキャン時にシェーディング補正を強制実行しないことで、透過原稿ユニットの取付部(フタを空けて奥)以外の3方向全ての原稿設置制限を撤廃しました。 オーバーサイズ原稿や航空写真のような、幅 618mm(2×309mm)までの無限長のロールフィルムもスキャンできるようになりました。

PhotoDigitizer(モデル名:201510A3のみ)のシェーディング補正は電源投入時に1 度だけ自動的に行われ、その後は必要時にスイッチ操作にてユーザーが任意のタイミングで実行できます。

http://www.imeasure.co.jp/products-photodigit-jp.html#digitizer2

« 寸法精度良く図面や対象物をスキャニングしたい | トップページ | 技術資料 イメージスキャナの倍率精度と温度依存性 »

スキャナ応用事例」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロール状フィルムをスキャンする:

« 寸法精度良く図面や対象物をスキャニングしたい | トップページ | 技術資料 イメージスキャナの倍率精度と温度依存性 »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ