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2015年1月

2015年1月28日 (水)

雑談風の雑学です。 3.6MBの写真4つを小さくして電子メールに添付する

【ちょっと 写真な話、少し専門的な話】

(注意:以下の文章は、計算好きな人、原理から理解したい人向けです。
 単純な、ハウツウ文ではないので、少し難解です。)

デジカメで撮影した写真。

広報で使うというので、電子メールで送る事になった。
元は、3888 x 2592画素の3.6MBの画像データ。
これを4枚送る。
全部送ったら、14MB。
1枚づつ送っても、3.6MB

・・・

1MB以上の画像ファイルを相手(市の職員)の電子メールシステムが
受け取るれかどうか分からない。
ましてや、データ便などの外部無料サーバーシステムを使えるかどうか分からない。
一番いいのは、送るファイルを1MB以下にしてしまうこと。
仕上がり印刷物は、1枚の写真あたり、葉書大程度の画素があれば十分。
さて、どうするか。

・・・

考え方。

昔のL版(もしくは葉書サイズ)写真の情報量は、どのくらいか?

これは逆に考えるとおもしろい。
人間はどのくらい細かく見ているか?

視力の定義を考える。
視力 1.0ってのは、角度1°の1/60を分解する能力。

計算すると簡単にでるけど、
印刷屋さん向けに言えば、 291dpiだ。

(観察距離を30cmと仮定する。)

1インチ(25.4mm)あたり、291画素を見分けることができる。

実際、日本のオフセット印刷物は、350dpiの画像データを入稿する。

これは、網点印刷が、175線(LPI)に起因している。
ま、だから、だいたい 1インチに 300画素くらい入れれば、キレイってことになる。
葉書の大きさを、4インチx5インチ程度とする。

つまり、10cmx12.5cm
必要な画素数は、
4x300=1200画素

5x300=1500画素
よって、長辺側をまあ、1500画素にして吐き出せばいいってことになる。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/kakidasu.png

MacOS使っている方は、この作業は結構簡単。
iPhotoの書き出しで、カスタムにして、1500とすればいい。
今回、念のため、2000画素として出力した。
これで、250KBつまり、
1MBの1/4。
4つのファイルを全て、2000画素にして吐きだして、メールに4つとも添付して、合計1MBだった。
めでたしめでたし。

・・・

電卓を使って、291dpiを計算で求めてみよう。

微小角度では、三角関数は、単純な計算になる。

例えば、視力1.0の人が、30cm先の写真を観察する。

どのくらいの細かさを分解できるのか?

・・・

視力1.0とは、
角度1°の更に1/60を分解する能力。

30cm先の1/60度は、次の式:

300 * tan(1/60) [mm]

tanθも、sinθも、微小角度になると次の式で表される。

tanθ = sinθ = θ

ただし、この時の角度の単位は、ラジアン。

角度 度 をラジアンにするには次の関係式:

360[度] = 2π [ラジアン]
180 [度] = π [ラジアン]
1 [度] = π/180 [ラジアン]

よって、視力1.0の角度1/60度をラジアンで表すと、

1/60 [度]
= (π/180)/60
=(3.1416/180)/60
= 0.000291 [ラジアン]

よって、求める式は、
300 * 0.000291
= 0.08727 mm
つまり、視力1.0の人は、300mm(30cm)先の写真の画像を
87μmの細かさで分解して見ている。
髪の毛が70μmと一般に言われるので、その程度が見えるってことだ。

これをdpiという印刷屋さんの単位にするには、
25.4mmを87μmで割る。

求める答えは、
25.4/0.08727 = 291 dpi
ってことだ。(^^)

お疲れ。

・・・

ついでに。

画素数とファイルサイズの関係。

「3888 x 2592画素の3.6MBの画像データ」

これのカラクリ。

おおざっぱにやるので、付いてきてね。

まず、4000x2500画素として計算する。

1000は、1K(キロ)だから、
4Kx2.5K ってこと。
KxK=M (メガ)だから、
この計算は、
10M ってこと。

つまり、この写真は、1000万画素の写真。

・・・

1画素に含まれるデータは、生データであれば、
Red,Green,Blueの3つの色の情報を持っている。
一つの色で、0〜255まで濃度情報を持つ。
これで、8bitを使っている。
2^8=256

8bitのことを1Byte(バイト)と言う。

よって、3色あるから、1画素あたり、3バイトの情報を持つ。

フルカラーの1000万画素の画像データのサイズは、
よって、
10M pixel x 8 bit x 3 色
= 10M x 24bit
= 10M x 3 Byte
= 30MByte
生の画像サイズは、30MBのサイズがある。

・・・
何故、これが、「3.6MBの画像データ」なのか?

現在のデジカメが爆発的に普及したきっかけとなった重要な技術の一つが、画像圧縮技術の JPEG
この画像圧縮、復元技術を使うと、
見かけ殆ど劣化していないのに、1/10〜1/20のサイズにできる。

つまり、開くと 30MBの画像を、JPEGで保存すると 3.6MBにできるってすんぽうだ。

(おわり)

2015年1月22日 (木)

赤外線イメージスキャナ導入事例 リンク先更新

赤外線イメージスキャナ導入事例
リンク先更新
・東広島市教育文化振興事業団文化財センター
http://hhface.org/bunkazai.html

・東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
http://www.iccp.jp/

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