大きな画像を分割スキャンして繋ぎ合わせる
スキャナの有効取込範囲よりも大きな画像(巨大な図面やA2,A1サイズのフィルム)を取り込む方法として、被写体をずらして複数回スキャンして繋ぎ合わせる方法があります。
Stitching (スティッチング)といいます。
例えば、4回に分けてスキャンする場合、以下のようなレイアウトでスキャンするとしましょう。
どの程度ズレるのかを計算してみます。
以前、調査した n=3のES−10000Gの直交精度の最大値は、90度から、0.185度ずれていました。
角度0.185度をラジアンに変更します。
0.185度= 0.185 * ( π/180 ) = 3.23 * 10^(-3) radian
つまり、3.23 ミリラジアン。
1メートル先で、3.23mm直角からずれている。ということになります。
A3サイズ(〜300mm)であれば、約1mmのズレとなります。
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