特別な数字 291 (にくい)
単なる偶然なんだけど、スキャナの製品紹介を書いていてふと気づいた。
視力1の人は、300mm先の291ppi(=Pixel Per Inch)を見分けられる。
300ppiが目視による分解能の目安になるのはここから来ている。
日本国内のオフセット印刷の線数が175線(LPI)なのも、これに関係している。
では、最近、このblogで流行りの角度表記ラジアンにすると、、
なんと、視力1、つまり角度1分を分解できる能力=291マイクロラジアンだった。
計算ミスかと思い何度も計算しなおした。
・視力1は、角度1分のCの隙間を見分ける視覚における角度分解能力のこと。
・角度で言うと1/60度なので、0.016666度。
・ラジアンで言うと291(6ケタだと290.889)マイクロラジアン。
つまり、1メートル先の291μmを分解できる。
・例えば、300mm先の写真を観察するとする。
すると、写真の上の分解サイズは、87.27μm
・これを、いわゆるプリンタなどの解像度で言うdpiでぃーぴーあいにすると、291dpi(本当はppiの方が使い方としては正しい。Pixel Per Inch) (6ケタだと291.063)
3ケタ目まではたまたま同じ数字になる理由は、、
(25.4/0.3)という数字が、たまたま291の2乗の数字と頭3ケタ同じだったから。
それだけなんだけど、291を覚えて置くと便利だ。
あしたのジョーの唄がリフレインしている。笑)
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