Pixel value と density
ナイフエッジで光学解像度 MTF を測る フリーウェア
SFRedge_v6.exe のユーザーズガイド SFR-Edge_guide.pdf
を読んでいて、おかしなグラフが。。
横軸は、チャートの光学濃度 Target density
縦軸はスキャンした値 Pixel value
このグラフがほぼ、素直な右下がりの直線になっている。
こんなスキャナはあまり見たことがない。
例えば、ターゲットディスプレイのガンマとして1.8を採用した場合、スキャナの入出力特性は、下記のグラフになる。(%2)
gamma 1.8の場合は、
density 0.3 (反射率50%)で174
density 0.75(KodakGrayScaleの#M)で98が目安です。
変だなあと思って、ユーザーズマニュアルとセットで解凍フォルダに入っているサンプル画像 QA-61.jpg (%1)
の解析結果を調べて見ました。
結果は、下記です。
ということで、サンプル画像は、ガンマ1.8相当の画像であると解り安心しました。
それにしても、Single Edge のみでもMTFを計算できるこのエッジによるMTF算出手法は、輝度(入出力特性)について、考慮していないとも言える。
どういうことなのだろう。。不思議です。
%1)サンプル画像 QA-61.jpg
%2)ターゲットガンマ1.8のイメージスキャナにてスキャンされた光学濃度パッチの値は、以下の計算式となります。
pixel value = 255 * 10^( (-1 * density)/1.8 )
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