市販LEDのスペクトル、および光エネルギー比較
標準光源で光エネルギーの校正を行ったスペクトロメータを使って、市販(松本市松本電子部品商会)されている砲弾型LEDの分光強度(スペクトル)を計測しました。
定電流ダイオードとこれら5ケのLEDを全て「直列」に繋いで乾電池12V(単1電池8ケ直列)で同時に点灯しました。
定電流ダイオードは、15mAです。(E-153)
砲弾型LEDの配光分布に影響を受けないようにするために、積分球を使って計測しています。
グラフ縦軸は、光エネルギーの校正を行ったスペクトロメータの光エネルギーで、
各LEDに流す電流が一定なので、現在市販されているLEDの光パワー比較にもなります。
これを見て、直ぐに解ることは、緑のLEDは、青と赤に較べて光エネルギーがまだ、1/10以下しかないということです。
ちなみに信号機の「みどり」は、このグラフのbluegreen だそうです。
ピークは、λ=515nmです。
単1乾電池(!)で光らせたLEDで何をやっているかというと、、こどもの一研究の助っ人です。笑。
全然これと関係ありませんが、TVの赤外線リモコンもついでに計測しました。
中心波長は、940nmでした。(TOSHIBA CT-90293)
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