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2010年5月30日 (日)

日本写真学会に行ってきた その2

自分の発表の後、興味深い講演を幾つか拝聴したので、簡単にご報告します。
正直、おもしろかったです。

■ナノクリスタルコート NIKON

村田剛さん@NIKON のナノクリスタルコートをゾルゲル法で作成し、半導体露光装置用レンズ、カメラ用レンズ、顕微鏡レンズ全てに採用できたという話は非常におもしろかったです。

技術的な極めつきは、「屈折率を任意に制御し、しかもゾルゲル法」だってのが驚きです。
真空装置で酸化膜層を作る工程に較べて格段に安価になります。

■自分の肉眼の網膜上の血管を観察する!

井澤正徳先生@電気通信大学 の実例を存分に盛り込んだ視覚の講演も初めての体験が多くて驚きの連続でした。

あんなに簡単に自分の肉眼の網膜上の血管を観察できるとは。
(あとでやり方書く予定。)

■映画館に導入されている3Dの方式(原理)説明

富士写真フィルム の方の、映画館に導入された3Dの方式と実績の話もおもしろかったです。既存の投影機を利用して、3D映画上映可能なシステムを富士写真フィルムが開発した経緯も良くわかり興味深かった。

富士写真フィルムが、既存の映画館の投影機を利用できて、
フィルムとレンズとスクリーンのみを3D対応させると
3D映画を見ることができるシステムを開発した。(2000.5.2 既報)
この仕組みが良く解った。設備投資は、フルデジタル3Dに較べて1/10のコストで済むため、国内はこの方式が3D映画館に普及するのではないかな。

■水中キューブ内に立体動画を映し出す。

年吉(としよし)先生@東京大学の講演は圧巻でした。
Kさん よくぞ呼んでくれました!

MEMSで有名な先生ですが、あれほど広範にいろんな課題に挑戦されて、実現している方で、しかもあんなに 若い方 とは知りませんでした。

実験室での実験治具にコクヨの(?)金属クリップを必ず使っているってのが想いが伝わってきます。今は、安価な緑色レーザーが登場すると、MEMSを使ったプロジェクターの市場がまた一段と活気を帯びる「待ち」のタイミングであることが解りました。

iPhoneやiPodの何世代か後にオプションか、内蔵されるのでしょうか。

私が一番すごいと思ったのは、直径5mmのカテーテルの中に入れるMEMSイメージスキャナでした。しかもエネルギー供給源は光エネルギーだけ。太陽電池を内蔵してカテーテル内で発電し、MEMSを揺らし、これに取り付けたミラーでX−Y方向にレーザーを振らす。

私の母が狭心症疑いでこないだ手術したため、非常に身近で切実なテーマだと感じます。

応援したい優秀なエネルギッシュな先生でした。
年吉(としよし)先生がんばれ!

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