ベイヤー配列センサの画素数について(スキャナカメラ その後^2)
その昔、業務用に開発販売されていたイスラエルのメーカー Leaf社のPhaseOneというデジタルカメラがありました。4x5(しのご)バックパックの位置にラインセンサを配置し、レンズ結像面=フィルム領域をスキャンする方式のカメラです。
スタジオで、MacintoshからSCSIで繋いで、スキャン!なんていう使い方でした。
スキャン時間は一般的なイメージスキャナと同様に、数十分かかるためかなり使い勝手は悪く、かつ静止画のみとなるわけですが、商品カタログ作成など商用写真の分野では大活躍していました。センサユニットのバックパックとケーブルとソフトだけなのに、確か600万円くらいしましたよね。(%1)
さて、PhaseOneはカメラの画素数を何画素のデジカメと言っていたのだろうか。。
じつは、「スキャナカメラ」を自作されている方が、そのカメラの画素数をどう表現すれば良いのか、、難題を抱えているようです。^^;)
スキャナカメラとは、PhaseOneのように、ラインセンサをレンズ結像面にて機械的に走査し、2次元画像を得るカメラのこと。
このところ、raspyさんという偉大なる開拓者が、EPSONのGT-S620という安価なイメージスキャナを分解して、スキャナカメラを自作され、かつそのカメラで撮影した巨大なデジタル画像(%4)をWebにアップするに至りました。そして、スキャナカメラの自作への強い動機付けを受けた、またまた偉大なる方々がその後を追い、自作の輪が広がり始まっています。
そこで、議論になっているのが、スキャナカメラの画素数を、何画素のカメラと呼ぶか。。
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