ゲル撮影装置【イルミネータ+カメラ方式】では満足できない方にお奨めしたい5つの理由
ゲル撮影装置をお探しの方にGELSCANをお奨めします。
【イルミネータ+カメラ方式】では満足できない方にお奨めしたい5つの理由
(1) 照明ムラがありません。
イルミネータの画像に見られるバックライトの光源縞、側面照明の照明ムラ、ゲル表面の水膜の湾曲の影が発生しません。GELSCANは、蛍光基準板を内蔵し、スキャンの度に黒基準、蛍光白基準をサンプリングして自己校正します。この技術をイメージスキャナでは、『シェーディング補正』と呼びます。照明ムラ、レンズの周辺減光、センサの感度ムラを自動的に補正します。
(2)スキャン値に繰り返し再現性が有ります。
『シェーディング補正』を搭載しておりますので、いつスキャンしても、誰がスキャンしても、同じ結果を得ます。
(3)蛍光強度に比例した値を16bitで得られます。
デジカメで得られる画像データは「見た目」に合わせるため、蛍光強度に比例していません。ガンマ変換された画像となり、暗部が明るく持ち上げられた処理が行われております。また、JPEG等の画像圧縮された非可逆の8bit(256階調)データが一般的です。そのため、タンパク質やDNA濃度の定量、比較を行う際に、そのままでは定量データとして使えません。GELSCANは、デンシトメータとしてお使い頂ける完全にリニアなセンサ特性を有しています。iMeasureScanソフトウェアで駆動させることで、蛍光強度に比例した、センサにリニアな16bit(65,536階調)データを得ることができます。
(4)ピント合わせや露出調整が不要です。
ピント合わせや露出調整のために、励起光を直接見つめ続ける必要がありません。作業者の目に優しいゲル撮影装置です。また、励起光を当てるのはスキャン時だけですので、蛍光低下を防ぎます。
(5)暗室が不要です。
濡れたままのゲルをスキャナに載せてフタを閉めるだけ。明るい照明下の実験机に置き、PCの隣で作業可能です。
(2009/9/5追加)
16bit TIFFデータの蛍光強度解析。
8bit JPEG データの蛍光強度解析。
同じ画像ファイルを一度、JPEGにて保存した。
・暗部は、非可逆圧縮によりブロックノイズが発生している。
・シャープネス(輪郭強調)処理のためか、ヒストグラムの山の肩部に「角(つの)」が発生している。
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