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2009年6月29日 (月)

スキャナカメラ その後

以前、CISタイプのスキャナを使ってカメラ的に使うネタを紹介した。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-58af.html

その後、(イスラエルのカメラメーカーが以前製造していた 今もある? Leaf のPhase Oneと同じ原理で、)写真乾板の位置にて、イメージスキャナ用のラインセンサをスキャンする方式を「個人」が「民生用の市販のイメージスキャナを分解して」改造し、実際に鑑賞に堪える画像品質まで仕上げてしまった事例を紹介した。

http://d.hatena.ne.jp/spyuge/

その尊敬すべき方からココのblogに直接コメントを頂いた縁で、iMeasureScanを使って頂くこととなり、先週末その第一報が先方のblogにて発表となっていた。

以前から、ここでもsigmaのカメラに注目し、ベイヤー配列でないフルカラー画像について話題にしていました。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_0cb0.html

イメージスキャナでは、3本のカラーラインセンサを使っており、生成されたフルカラー1画素(pixel)をRed,Green,Blueのフィルタが乗った独立のセンサ画素から作られています。
つまり、3つの画素(Red,Green,Blue)から1つのフルカラー画素が生成されます。
これに対して、ベイヤー配列のデジタルカメラでは、
GB
RG
というフィルタ配列の4つの画素から得られた情報から、4つの画素のフルカラー画像を作り出します。
いわば擬似色です。

もうひとつの観点は、解像度です。
視感度はλ=555nmにピークを持ちます。
このため、Green色が人間が見た時の解像度感に影響を及ぼす色チャンネルである所以です。
ベイヤー配列のデジタルカメラでは、色合成処理のために解像度感は、低下します。単純比較でも、イメージスキャナに対して、半分以下となります。

つまり、イメージスキャナの観点から言うとデジカメの画素数は、1/4もしくは、少なくとも1/2で計算され比較されるとより実用上間違いが無いかと思っています。

単純な計算をしますと、
A4版(8x10)を300dpiでスキャンした画像は、
8x300=2400pixel
10x300=3000pixel
720万画素ですが、
デジカメで言えば、1440万画素相当もしくはそれ以上の画質である。
ということです。

これを活かすと、イメージスキャナのラインセンサを用いたカメラは、モノクロ画像で解像度感を出し、かつ暗部ノイズ特性を極めれば、非常にユニークなカメラに成長する可能性を秘めていると感じています。

ぜひ頑張って貰いたいと思っています。
弊社は引き続きソフトウェアサイドで応援します。

ーーーーー

追記:

その後^2

■ ベイヤー配列センサの画素数について [ 2010.2.7 ]

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デジタル画像」カテゴリの記事

コメント

ご紹介ありがとうございます。
というかいちのせさんだったら簡単に作れそうな気がしますが……。

ところでガンマが1以外の時のマルチスキャンについて、ガンマ変換後のものが加算されているような気がするのですが気のせいでしょうか?単純加算の時、ハイライトが想定より潰れていたので。間違っていたらスイマセン。

raspyさん
お返事遅くなりすみません。
>ところでガンマが1以外の時のマルチスキャンについて、ガンマ変換後のものが加算されているような気がするのですが気のせいでしょうか?単純加算の時、ハイライトが想定より潰れていたので。

○調査します!お時間ください。
設計ではご推察の通り、ガンマ1で加算してから最後に表示前にガンマをかけています。gamma1/2.2です。

raspyさん
大変遅くなりました。
実験結果を報告します。
設計通りで、
ガンマ1で加算してから最後に表示前にガンマをかけています。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/imeasurescan-0a.html

加算2回で、+1EV
加算4回で、+2EV
として問題ありません。

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