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2009年6月17日 (水)

スペクトロメーター(分光器)を買いました

円高が進んだ今年初め、海外の分光器を買いました。
USBケーブルでノートPCに繋げると、光源の分光スペクトルを採れる製品です。
USB電源で駆動するためどこにでも持って行けます。

ラインセンサとグレーティングの組み合わせで初めてこのジャンルの分光器を開発した老舗、米国オーシャンオプティクスの製品にしようと思ったのですが、国内代理店の提示価格が、現地ドル換算からしてあまりにも高かった。
いっそのこと直接米国に注文しようかとも考えたのですが、いろいろ他メーカーのも国内代理店を通して見積をした結果、円高の効果があった(つまり現地価格x為替レートに近い)ヨーロッパメーカーのにしました。

何に使うのかというと、赤外線領域の反射率、透過率を測定したいと考えたからでした。
赤外線イメージスキャナを作っているので、きちんと標準チャートの赤外線領域の反射率、透過率を計測する手段がなければいけないと思っていたのです。

長野県の工業試験場関連の施設へ行くと、U-4000という日立製作所の分光測定器を使えます。
しかし、オプション不足で反射率測定ができないのです。
反射率を測定するためには、照明光源の光沢成分を取り除くトラップ付きの積分球が必要となります。しかし、このオプションが用意されていない。
オプションの追加購入をお願いしているのですが、予算が無いとのこと。

オーシャンオプティクスに較べて、ヨーロッパメーカーの積分球はかなりしっかりした作りの製品でした。高級感溢れています。
タングステンランプも購入しました。

いよいよこれで、λ〜1100nmまでの光源の発光分光特性、反射分光特性、透過分光特性がいつでも得られるようになりました。

お楽しみに。

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