« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

2008年1月15日 (火)

iMeasureScan その5:マルチスキャン機能(デジタル増感) 応用編 ポジフィルム

【宣伝】iMeasure Scan発売中!

iMeasure Scanの特徴


ポジフィルムでの事例です。

35mmポジフィルムの露出不足写真をスキャンしました。

iMeasureScanは、計測用のDensitometor機能をはずしますと通常のガンマ2.2(sRGB)画像を出力します。この際に、マルチスキャン機能も有効です。

■写真1:バリ島ケチャダンス

幻想的なケチャダンスの様子をストロボをたかずに撮影。ISO100。

スキャン条件:

ES-2200、400ppi、48bitカラー

○マルチスキャンの効果:

iMeasureScanによるマルチスキャン:1回と64回を比較。

上が、1回スキャン画像。下がマルチスキャン 加算平均 64回画像です。

ノイズ低減効果を見やすくするために次の処理をしてあります。

フォトショップレベル補正:ハイライト 255⇒128、ガンマ ⇒2.0

続きを読む "iMeasureScan その5:マルチスキャン機能(デジタル増感) 応用編 ポジフィルム" »

2008年1月14日 (月)

iMeasureScan その4:マルチスキャン機能(デジタル増感) 応用編 ガラス乾板

【宣伝】iMeasure Scan発売中!

iMeasure Scanの特徴


 さてこのマルチスキャン(デジタル増感)を何に使うのか。

バイオ系研究では、蛍光スキャナにこの機能を利用して、微弱な蛍光画像を可視化しました。(%1)

一般用途で考えられるのが、露出を失敗した写真の再生です。

手元に昭和中期(30年代?)と思われるガラス乾板がありました。

ネガ写真ですので、フォトショップのレベル補正にて、諧調反転(ネガ⇒ポジ)、ガンマ3にてネガポジ変換しました。(フォトショップのレベル補正は、負のガンマを入れることができないので面倒です。)

写真向かって右側は、失敗してガラス乾板を光にさらしてしまったようです。

ここのOD値を測定します。

オリジナル(ネガのまま)の16bit画像をImageJで開いて計測します。過露光領域は、平均値(Mean)が31.349でした。OD値(光学的濃度)は下式で求めます。

OD = -1 * LOG ( Mean / (2^16 -1)) 

OD = 3.3

昨日の発言で、このスキャナ(ES-2200)は、OD2.5までは滑らか、OD3.0~3.5はノイジーであることが分かっています。

このOD値3.3の領域をマルチスキャンして増感します。

今回は、加算平均では、仕上がりも30程度の値になってしまうので、iMeasureScanのマルチスキャンのもうひとつのオプションである単純加算を行います。

65535/30=2000ですので、2000回が単純加算の目安です。

現仕様では、加算回数の最大は256回なので、次の条件でスキャンします。

・16bitグレースケール

・マルチスキャン:単純加算、加算回数256回

・解像度:300ppi

スキャンした結果、過露光領域の値を調べました。

続きを読む "iMeasureScan その4:マルチスキャン機能(デジタル増感) 応用編 ガラス乾板" »

2008年1月12日 (土)

iMeasureScan その3:マルチスキャン機能(デジタル増感)

【宣伝】iMeasure Scan発売中!

iMeasure Scanの特徴


イメージスキャナを骨までしゃぶりつくす(^^)ソフトウェア 『iMeasure Scan』の機能紹介です。

今回は、マルチスキャン機能(デジタル増感)です。

イメージスキャナの暗部ノイズの主要因は、光ショットノイズと呼ばれるものです。

ここをご覧のみなさんは恐らくほとんどの方がデジタルカメラをお持ちだと思います。

ストロボを光らせずに、ISO感度を最大にして撮影した夜景や、ろうそくの光で照らされたケーキを見つめる顔を撮った画像を拡大して見ると、緑や赤や青のまだら模様が見えます。この原因が光ショットノイズです。

光ショットノイズは、光が粒子性(量子性)を持つことを実感する良好な実例でもあります。

つまり、センサに入ってくる光子(フォトン)の数が揺らぎを持っていて、ばらつきがあるために発生します。

この揺らぎは、センサ画素に入る光子の数に関係し、平方根であるといわれます。

例えば、一般的な安価なイメージスキャナは、1画素あたり、光を最大で1万個くらい貯めています。

この内、光ショットノイズ成分は、平方根なので、100くらい。

もし、画素の値を定量化できたとすると、真っ白なところで 10000という値が計れたとしたら、同じ明るさの画像を撮影しても、10100だったり、10000だったり、9900だったりと値が安定しない現象が起こります。

白い箇所であれば、1万の100なので、1%であり画像としては滑らかに見えます。

しかし、OD値(Optical Density、光学的濃度)2の印画紙をスキャンしたときは、1万の白に対して、100分の1の明るさのため100という値となります。これの光ショットノイズは、10となるため、なんと10%も揺らぎが発生します。

続きを読む "iMeasureScan その3:マルチスキャン機能(デジタル増感)" »

イメージスキャナのOD値

イメージスキャナやフィルムスキャナの性能を現す数字の1つが 『OD値(オーディーち)』だ。

Optical Densityの略で光学的濃度のこと。

近い将来、「デジタルカメラが初めて触ったカメラだ。」なんていう世代が中心になってくると画像暗部のノイズをどういった表現で比較することになるのか今から心配だけど、OD値という数値は、いわゆるどのくらい暗部まで写っているか。ノイズなくキレイな画像を取り込めているか。を表示する指標となってる。

銀塩フィルムを取り込むフィルムスキャナやイメージスキャナのカタログ比較をすると必ずこの OD値の表現をみかける。

では、イメージスキャナのOD値はどうやって決めているのか。

実は結構あいまいである。ISOで決まっているわけでもない。

まず手元にあるイメージスキャナの実力を見てみよう。

使用したイメージスキャナは、セイコーエプソン社のES-2200である。

評価に使用したチャートは、印刷用のドラムスキャナなどでも使われる「ステップタブレット」

3ステップ毎にOD値が0.5づつ変化する。

続きを読む "イメージスキャナのOD値" »

2008年1月11日 (金)

ImageJ その1 明るさ調整

【宣伝】iMeasure Scan発売中!

iMeasure Scanの特徴


NIH Imageというソフトをご存知だろうか。

マッキントッシュユーザーで画像処理にはまっていた人たちの間では、知る人ぞ知るフリーウェア。

フリーでありながらも、早くから16bitTIFF画像をサポートし、深い諧調画像データを扱う上でアドビのフォトショップと並んで愛用してた。

このソフトウェアは、Java言語にて書き換えられて、現在、一通りのOSプラットホームの上で動作するソフトウェアとして、生まれ変わった。

ImageJ

という名で現在流通している。

最近知ったのは、更に日本語化されて1万円を切る価格で販売されている。

ImageJ(日本語版)ShareWare

(注記:2009.8.7現在、販売元が次のURLに移動していました。テキセル工房http://texelcraft.free.makeshop.jp/shopdetail/002000000001/

ウィルスや機密漏洩の観点からきちんとした企業や公共機関では、フリーウェアのインストールを嫌う。

有償での販売は、こうした方にはありがたい動きだと思う。

NIHは、National Institutes of Helthという米国の機関の1人の開発者(Wayne Rasband 開発者に会った方の記事)が生み出した。

もともと医療関係の用途から生まれたため、画像処理に対するポリシーを時々感じて面白い。

一応、私もDigital Darkroom と競っていた頃(もちろんAdobeに買い取られる前)からフォトショップは使っているので、画像処理の思想の差を感じる時がある。

そんな ImageJの面白さを時々発信しようと思います。

まずは、「明るさ調整」についてです。

続きを読む "ImageJ その1 明るさ調整" »

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ