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2007年9月

2007年9月28日 (金)

OrthoScan-1000比較記事

イタリアトリノで2005年に開かれたCIPA2005シンポジウムにて発表された論文に、弊社のスキャナOrthoScan-1000 (%1)が比較対象として掲載されていました。

歴史の偶然とは面白いもので、弊社開発スキャナと論文にあるORTHOIMAGER 300の開発終了&発表のタイミングは、同じ年でした。ちなみに開発期間は3年ほどかかっております。

ターゲット市場、用途はほとんど一致しており、折りしも日本の文化財の学会で用意した展示会場にて、隣り合わせで展示されたそうです。

ちなみに ORTHO画像 オルソ画像 とは、無限遠からの平行光にて投影された2次元画像のことです。

文化財分野では報告書に記載される図画は、このオルソ画像でなければなりません。

例えば、円筒を側面(例えば飲料用アルミ缶の商品ラベル側)からデジカメ撮影しても、その画像データからは円筒の直径を測定できません。なぜなら、通常のデジタルカメラでは、中心投影法と呼ばれる、ピンホールカメラと同じ投影法による画像のため、円筒の両端は手前の円筒表面に隠れてしまうためです。これに対して、オルソ画像では、画像両端が円筒の直径に相当します。

そのため、デジタルアーカイブを目的とした画像データ製作には、オルソ画像であることが期待されています。

詳細は、サンプル画像を参照ください。(中心投影画像 正射投影(オルソ)画像

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http://cipa.icomos.org/fileadmin/papers/Torino2005/452.pdf

Matsuoka R., Kobiki H., Iwakura M., Shirasawa A., Murai S.

ORTHOIMAGE CREATING SYSTEM FOR DOCUMENTATION OF RELICS USING ORTHOIMAGER 300

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2007年9月26日 (水)

貴重書のデジタル画像入力について

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004776157/

まとめ
■貴重本のデジタルアーカイブにおける課題:
・見開きの左右のページが平らになるほど大きく開くと、本の背の綴じの部分に大きな負担がかかる。
・無理に開こうとすると背に亀裂を生じる。
・本を開いて裏返しにして、ステージに載せる操作をページめくりごとに繰り返すと危険。
・ステージのガラス面と資料表面が接触することで、文字や装飾部分のインクや顔料が剥がれ落ちたり、ガラス面の汚れが資料に付着したりする可能性がある。
・ハロゲンランプなど、発熱の大きな光源を用いて1枚に数分の時間を要する撮影を繰り返し行うと、温度の上昇や湿度の低下によってページの乾燥が生じてしまう。
・人工太陽照明等では、紫外線によって資料を劣化させてしまう懸念がある。
■他:
・資料の上方からスキャンを行う構造を持つスキャナは、オーバーヘッドスキャナ、あるいは、フェイスアップスキャナと呼ばれる。

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2007年9月25日 (火)

すばる望遠鏡の用途

http://subarutelescope.org/Pressrelease/2007/09/10/j_index.html#n2

まとめ
・すばる望遠鏡の画像に写った流れ星の発光柱の直径を見積り、円筒の直径は数ミリメートルであることを算出した。
・算出方法:
(1)流れ星により励起された酸素原子が放つ特定波長(λ=558nm)のみの光の光量を測定。
(2)流れ星の発光高度(110km)での酸素原子密度は既知。
(3)流れ星の元となる天体(粒子)が酸素原子1ケに衝突すると光子1ケが励起されることは既知。
(4)以上から流れ星の明るさを測定する⇒発生光子数を算出⇒励起酸素原子数を算出⇒酸素濃度から発光している柱(円柱)の直径を算出。

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2007年9月20日 (木)

ムーディ勝山

http://www.epson.jp/products/colorio/

毎週かかさず見ている番組があって、ムーディのファンなのですが、
このパターンはいろんな商品説明に使えますね^^)

2007年9月15日 (土)

ガラス乾板のアーカイブ

まとめ

・明治期のガラス乾板をデジタルアーカイブするためのイメージスキャナとして、市販のフラットベッドスキャナ4機種を検討した。

解像度12800dpiまでを評価可能なテストチャートを使って評価した結果、A4サイズの3機種の解像力は公称値の1/2であった。

・ES-10000Gは、ほぼ公称値どおりの解像度が出ている。

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http://www.spstj.org/book/pdf/lecture/lec_200505.pdf

平成17年(2005)9月21日受付・受理

日本写真学会誌2005年68巻5号:402-407

大型ガラス乾板およびフィルムネガの ディジタルデータ化に向けた市販フラットベッドスキャナーの調整法

中土美智子*・荒木文・*・西城浩志**

*交通博物館
**京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科

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2007年9月11日 (火)

GELSCAN FirstLight

現在開発中の低価格蛍光スキャナ GELSCANの最初の画像です。

http://imeasure.cocolog-nifty.com/photos/fig/gelscanfirstlight.gif

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DNAはハードディスク。ではCPUは?

こんな話を覚えていないだろうか。「遺伝子の解析が進み、どうやら遺伝子の量のレベルでは、ハエ(ショウジョウバエ)もヒトも極端な差は無い。われわれは生物学的には、ハエと大差ないのだ。(だから、、ヒトは驕り高ぶってはいけない。。)」

といった言説。その根拠は、林崎さんによって打ち砕かれたらしい。

DNA⇒RNA⇒たんぱく質という、私が高校生時代に生物で習った流れ(セントラルドグマと言うらしい)は、誰も疑問を差し挟まない常識だった。

たんぱく質の元になるアミノ酸は、例の2重の捻じれたはしご状のDNA螺旋構造(%1)に盛り込まれた4通りの分子(%2)の単語を3つ配列して決まる。2001年2月人間の遺伝子が全て解析された。しかし、大半の遺伝子情報は、たんぱく質を生成する設計図の記載の無い領域だった。もじどおりガラクタ。でもこれがどうもがらくたでは無いらしい。急速に解明が進んでいる。


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2007年9月 6日 (木)

スキャナの画像がキレイな理由 その2

今回は、「スキャナはテカってしまう写真をどのようにしてキレイに撮るのか」です。

博物館や美術館、ショーウィンドーをこっそり撮影してストロボが発光してしまい、真っ白になってしまった。なんていう経験はないでしょうか。
これらはみな、「正反射(鏡面反射)」光のいたずら。

先に、
スキャナの画像がキレイな理由 その1で述べた光の動きを図にしてみました。
まずは、正反射光の模式図です。

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2007年9月 4日 (火)

窒化アルミニウム227.5nm発光ダイオード

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http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2007/070904_2/detail.html
平成19年9月4日
理化学研究所 平山秀樹チームリーダー
埼玉大学 鎌田憲彦教授 と共同
・実用可能な最短波長深紫外発光ダイオード(波長227.5nm)を実現
・殺菌に最も有効な波長260nmで市販発光ダイオードと同等の輝度を実現

直接殺菌の効果が最も強い250〜270nm
窒化アルミニウム(AlN)層をサファイア基板上で結晶成長
2mW(ミリワット:千分の1ワット)程度の強さで出力

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半導体のバンドギャップ[eV]と波長[nm]との関係は、

バンドギャップ*λ=1240

なので(%1)、227.5nmということは、バンドギャップ 5.45eV相当となりますね。

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2007年9月 3日 (月)

完全密着スキャナ

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日本経済新聞 2007-9-1p11
シャープは31日、スキャナーやタッチパネル機能を持った新型の液晶パネルのサンプル出荷を9月から始めると発表した。(略)液晶パネルの画素に微細な光学センサーを隣接させて製造する。
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MacWorldExpo Japanがかつて日本で開かれてて、本当にお祭り騒ぎのようににぎやかだった頃。Appleのイメージビデオが流れていた。

公園のベンチで新聞を読む男性。ふと重要な記事を見つけると手元のノートブックパソコンを開き、そこに新聞記事を押し付ける。
するとパソコンの画面に押し付けた新聞記事のコピーが現れる。

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