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2007年8月11日 (土)

スキャン画像の明るさを調整する

◇スキャン画像の明るさを調整する
 ~ Photoshop レベル補正 その1 ~

フォトショップが持つ重要な画像処理機能の1つ「レベル補正」(%1)は、画像処理の基礎的な理解を促す機能です。

明るさ調整の画像処理には、大きく2つの目的があります。
 1.オリジナル画像の相対的濃度情報を保存する
 2.オジリナル画像をキレイに見せる

1.の濃度情報保存を目的とした場合は、いわゆる「明るさ・コントラスト」(%2) を使って画像の明るさやキレを調整してはいけません。(2007.8.18修正)

レベル補正にて、ハイライトと呼ばれる△を左に動かして明るくする処理は、1の「相対的濃度情報を保存する」に相当します。これは、写真撮影に喩えると、シャッター速度や絞りを調整することに相当します。つまり、露出調整と全く同じ作用をします。

これに対して、レベル補正ダイアログの右の「自動補正(A)」ボタンを押すとハイライトと呼ばれる△に加えて、シャドウと呼ばれる▲も移動します。シャドウも動くことで、画像に締まりが出て、キリッとした画像になります。画像はキレイになりますが、オリジナル画像が持っていた、相対的濃度情報は失われます。

(2007-6-5 ichinose)
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(%1)レベル補正 : イメージ/色調補正/レベル補正
(%2)明るさ・コントラスト : イメージ/色調補正/明るさ・コントラスト

注記:ここでの議論は、グレースケール(イメージ/モード/グレースケール)画像を前提とした議論です。カラー画像の場合、「自動補正(A)」を実行するとオリジナル画像の相対的濃度情報が失われるだけでなく、色バランス(写真の世界の用語としては色温度や色カブリ)情報も失われます。逆に画像をキレイに見せるという目的に立つならば、「画像の色カブリを取り除く」ことができる機能となります。

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コメント

「明るさ・コントラスト」(%2) を使って画像の明るさやキレを調整してはいけません。

思わず苦笑しました。
製版スキャナの仕事もしています。本来だめなんですが、そういう傾向の人が多いことも事実です。
画面の映りに頼った補正ですね。

f64さん コメントありがとうございます。表現が適切では無かったです、すみません。修正しましたのでご確認ください。
f64ってのはアンセル・アダムスですよね。私も画像処理の勉強を始めた頃、ゾーンシステムに嵌りました。アナログ処理系の時代、出力系(印画紙プリント)の濃度再現範囲に入力系(フィルム)の濃度範囲を収めよ。という理解です。

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