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2007年8月 5日 (日)

DTPの夜明け その6

DTPの夜明け (pdf 19page)

http://www.imeasure.co.jp/pdf/DTPnoYoake.pdf


ガンマの話(3)

さて、今回は「見た目の再現性」を決める要因の1つ、

(1)肉眼の特性 目は明暗をどのように感じているのか?

の話です。

CIE(Commission Internationale de lEclairage:国際照明委員会)という学会が1931年に被験者を通じて結論した肉眼の特性は次の式で表されます。

L=116(Y)^(1/3)-16

色を絶対的な数字で表現する際に、L*a*b*という座標系がありますが、L*はこの1931の実験を根拠にしています。

つまり、

目に入る光の量(Y:光子(フォトン)の数に比例した、物理的に定義できる測定可能な数字です。)に対して、目が明暗を等間隔に感じるピッチ(L:明度)は、リニアではなく、(1/3)乗になっている。という事実が分かった。

これをPhotoshopのトーンカーブと同様な、0-255の数字で表現するために式を書き換えると、次の式になります。

これをグラフで表現すると次のようになります。

青い線を見てください。

L_gamma18_log_graph_2

「例の」ガンマ1.8の逆ガンマもいっしょに描きました。(緑色)

肉眼の特性は、このCIEの実験から、ガンマ3.0の特性を持ったセンサであると言い換えることができます。ですので、Appleが、「見た目の再現性」というとき、肉眼の特性だけを基準に決めたわけではないようです。

次回は、

(2)出力装置の特性、具体的には、印刷物の濃度再現特性はどうなっているのか?

というテーマで、ドットゲインの話に触れたいと思います。

(つづく)

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