このblogの趣旨

 

はじめまして。一ノ瀬です。アイメジャーでは、特殊イメージスキャナの開発、設計、製造、販売をしています。このブログでの活動を通じて次のことが実現することを願っています。

1) 世界初のイメージスキャナを生み出すこと。
2) イメージスキャナにまつわる画像処理の世界を深める場にすること。
3) アイメジャーの商品についてきめ細やかなサポートを実現すること。

どうぞよろしくお願いします。

2007.7.25 一ノ瀬(メール) 
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・デジタル画像ネタを判りやすく解説。
・線数やdpiや解像度、ガンマやドットゲイン、EV値など業界が異なると使う言語や単位が全く異なります。業界横断的にデジタル画像の本質に迫ります。
・時代の証人。若い方にはびっくりなデジタル画像創生期の実話満載。

○アイメジャーは、世界初の非接触式の大型イメージスキャナ(オルソスキャナ)を自社に常設し、スキャニングサービスを開始しました。(2017.3.1) 
オルソスキャナのページ デジタルギャラリー 6億画素の世界。『本物を目の前にしてルーペで拡大して見ている錯覚を覚えるリアリティ』。ぜひ、ご覧頂きお楽しみください。

○『オルソスキャナ』は、(1)デジカメのように非接触で立体物を撮像する、6億画素を超える画像。(2)JIS定規の寸法精度を超える寸法精度(1万対1) で1メートルを超える対象物をくまなく撮像できる。(3)100mm以上の凹凸のある被写体の「パンフォーカス(全焦点)画像」を800ppiの解像度で撮影可能。(4)スキャン時間は、6億画素を10分間のスキャンで終了。このように比類無き、全くあたらしい原理の撮像装置です。(2017.8.24) 

○アイメジャーは、会社の定款を変更し、食材や飲料、土壌の放射能測定を行う 信州放射能ラボ を立ち上げました。食品放射能測定サービス の他に 線量計の販売 ベクレルフリー米の販売 も行っています。(2011.12.17)


・姉妹ブログ アイメジャーからのお知らせ

・カラーイメージスキャナの基礎 日本画像学会 [1999]

カラーイメージスキャナ設計技術 トリケップス [1991]

・BLOGPRESS : DTPの夜明け (pdf 19page)


2019年6月12日 (水)

イメージスキャナは濃度計になるか? その5 ICCプロファイルを作る編

ICCプロファイルを作る

【広告】

イメージスキャナを濃度計(反射/透過)として使うためのアプリ。
iMeasureScan (あいめじゃーすきゃん)入門版。


市販のイメージスキャナを使って、反射率/透過率を16bit(65535階調)で数字を得ます。そのために最も基本的な機能として「ガンマ1.0」で動かすためのアプリです。ガンマ1.0でスキャナを動作させることで、センサが捉えた光量に比例した値を16bitで得ることが可能となります。


 
その昔 印刷用のスキャナがアナログ式で、
スキャンした値から直接印刷用の網点を作っていた時代、
そのシステムはひとかたまりの コピー装置だった。
 
〜〜〜
やがて、A/Dコンバータや、メモリーが安価となったことで、
一旦スキャンしたデジタルデータを保持できるようになると、
ディスプレイや、プリンタや、電送先の別の装置に、画像データを渡せるようになる。
 
〜〜〜
そうすると、色分解した Red Green Blue のデジタルデータとは何なのかが問題となる。(厳密にはCMYKでしたよね。当時の印刷用のドラムスキャナ)
 
これはテレビジョン放送時代には全く問題にされなかった議論だった。
 
何故なら、リアルタイムの放送規格は、スタジオ撮影カメラのガンマ特性と蛍光体の色特性のみを決めれば、
それに合わせて受像機を作るだけのことだったからね。(NTSCやSECAMなどがそれだ。)
 
〜〜〜
でもスキャナの場合は、一旦デジタルデータで置く際に、何らかの標準が必要になった。
 
1931年に、人間の目を定量化した。それがCIE1931で、
色は、XYZという直交座標系の点として表現できると仮定された。
そこで、スキャナのデジタルデータも、一旦この、絶対色(XYZ)に置き換える方法が考え出された。
個別のスキャナが得るRGBは、ある意味、方言だ。
その方言を、標準語である(XYZ)に置き換える、インタープリター(翻訳機)とも言える。
そうすれば、
スキャナRGB<>XYZ<>ディスプレイRGB
とか、
スキャナRGB<>XYZ<>プリンタCMYK
とか、
【色】変換が容易だ。
 
この考えを最初に発明したのが、ドイツの印刷会社 ライノタイプヘル(現在ハイデルベルグ)
そして、その考え方をOSに採用したのが、AppleのMacintosh
当時、Color Sync.
Adobe のPhotoshopもVersion 5.0.2くらいからこのプロファイルの考え方をシステムに組み込み、利用が始まった。
現在は、WindowsOSと共通化されていて、デバイス固有の方言色記述ファイルのことを ICCプロファイル(アイシーシープロファイル)と呼ばれる。
色再現システム全体の機能を、カラーマネージメントと呼ぶ。
〜〜〜
 
さて、イメージスキャナを使って、色彩色度計や、濃度計に使おうという話だ。
 
このスキャナ個別のICCプロファイルを作ってしまえば、そのスキャナを使って濃度計、色彩色度計になる、ってことになる。
 
でも、困るのは、テストチャートと、正確に計測された XYZの値の計測値。
これが無いと、ICCプロファイルは作れない。
そこで、当時は、ICCプロファイルメーカー、というキットが発売された。
モナコカラーから当時3万円ほどだった。
中身は、プロファイル作成プログラムと、現物のカラーテストチャート(反射/透過)とそれらの計測値データだ。
 
〜〜〜
最近は驚くことに、イメージスキャナを購入すると、この一式が標準で付いてくる。
 
EPSON GT-X980
A4サイズの透過フィルムもスキャンできるモデルだ。
 
 
さっそくやってみた。
 
ところが、が〜ん。こんな感じ。
 
まだ、X-RiteのWebサービスが、EPSONのGT-X980の最新モデルに添付されるチャートデータに追いついて居ないようだ。
 
2017.12.1が最新。
スキャナに添付されていたチャートは、2018.9.1
とほほ。

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2019年5月25日 (土)

スキャナは濃度計になるか? その4

以前、スキャナは濃度計になるか? というテーマで

反射率、透過率の検証をしたことがあります。

久々に今回はその続き、 その4 です。

 

スキャナは濃度計になるか? 

 

その3 2010年8月23日 (月)

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/--ta.html

 

その2 2009年1月17日 (土)

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/2-96f1.html

 

その1 2009年1月17日 (土)

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-c1f3.html

 

ISO等で濃度の計測法が定義されています。

45度円錐の照明にて垂直反射光を計測する。

垂直照射光にて、45度円錐反射を計測する。

垂直照明光にて、透過光を積分球で捉えて計測する。

など照明とセンサの幾何学的な配置が定義されています。

 

イメージスキャナはこのいずれの幾何学配置にも属しません。

ただ、濃度計と同等の、黒基準、白基準補正のキャリブレーションを内蔵しています。

イメージスキャナでは、この機能をシェーディング補正と呼んでいます。

 

シェーディング補正機能を持たない、カメラ撮影では以下の変動要因があり、測定値に誤差が生じます。

 

(1)光源の照射強度

(2)レンズの絞り、カメラの感度、シャッター速度

(3)光源の照明ムラ(場所による)

(4)レンズの周辺減光

(5)センサの画素毎の感度ムラ

 

~~~

 一般的に濃度計は、その計測法の原理から、1点のみを計測する仕組みです。そのため、濃度ムラを面状に解析したいとき、点群として計測表示する以外なく、細かく観察したいときには、膨大な計測時間がかかります。

 その点、イメージスキャナは、高い光学解像度にて、一度に面状のムラを可視化することが可能です。ただし、濃度計と異なる「癖」を留意して使う必要があります。

〜〜〜

今回は、白の中に黒がある場合。(雪の中のカラス)

もしくは、真っ黒の中に、白がある場合。(闇夜の白うさぎ)

で生じる現象(問題点)を考えます。

今回の考察は、ガラス表面で生じる表面反射の影響です。

図をご覧ください。(詳しい解説は後ほど改めて。)

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2019年5月20日 (月)

WEB書籍 量子力学入門 前野昌弘、良くわかる光学とレーザーの基本と仕組み 潮秀樹

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量子力学入門

前野昌弘 

平成18 2 16  

pdf

http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/qm/qm.pdf

 

text

http://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/qm2006/qm8.html

-----

良くわかる光学とレーザーの基本と仕組み

潮秀樹

https://books.google.co.jp/books?id=mSwmIkpYK54C&pg=RA1-PA126

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2019年5月16日 (木)

水を可視化する方法

・均一に塗ったはずの水のムラを可視化する。

・目で見ると湿っていないのに、何処に水が付いているのか可視化したい。

・湿り具合を可視化したい。

などのお悩み。

さてどうするか。

水の吸収波長は、1450nmにある。 O-Hの吸収波長だ。

そこで、λ=1450nmの バンドパスフィルタを付けて画像をスキャンすれば良い。

さっそくやってみた。
 Forblog
上は、λ=550nm(緑色)、 オルソスキャナによる 1200ppi画像。9,746x5,263pixel (5千万画素)
下は、λ=1455nm(近赤外線)、 InGaS(インジウムガリウムヒ素) カメラによる 150ppi画像。1,000 x 512 pixel (51万画素)


InGaSカメラのほうは、まだ シェーディング補正が機能していないので、ちょっとスジっぽいけど
水の吸収波長で画像を撮ると ひと目で 水が最も濃くでていることが判る。

※ InGaSカメラ:波長 0.9〜1.7μmに感度を有する。水は、1.45μmに吸収波長が存在する。

以上

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2019年4月28日 (日)

論文 「光ファイバーを用いる三次元蛍光スペクトルによる日本古来の浮世絵版画に使用された着色料の非破壊同定」 下山進、野田裕子、藤原伸也 (1988)

論文紹介

立原位貫さん 

蛍光分析を行い顔料を特定した論文:(藤原伸也さんが、立原さんの本名です。) 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku1952/47/2/47_2_93/_pdf 

「光ファイバーを用いる三次元蛍光スペクトルによる日本古来の浮世絵版画に使用された着色料の非破壊同定」

下山進、野田裕子、藤原伸也

分析化学,vol47, No.2, pp93-100(1988)

公式ホームページ: 

http://inuki-art.com/index.html

サックス奏者だった藤原さん。浮世絵の世界に惹かれて彫り師になってしまった。

(早世無念)

〜〜・〜〜・〜〜

サックス奏者だった藤原さんは、浮世絵の世界に惚れ込み現代の彫り師になった。

分析化学のプロ(下山進、野田裕子 )とタッグを組み微細領域の非接触原料分析に挑み浮世絵の微細な顔料の組成分析に成功した。

浮世絵は歌舞伎役者の演目の記録資料を根拠に、どの時代に刷られたか正確に把握が可能。

このことから、日本にいつのタイミングに新しい顔料が入ってきたのか時代考証が可能。

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2019年4月17日 (水)

ブラックホールの写真を何故撮れたのか。

今年4月に入ってからのビッグニュースに「ブラックホールの画像撮影」という快挙がありました。 

http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html

~~・~~ 

国立天文台 

地球からM87中心ブラックホールへのズームイン映像 

Zooming in to the Heart of Messier 87 

https://www.youtube.com/watch?v=UWcKmjMcqdU 

~~・~~ 

 ノーベル賞受賞にも匹敵すると話題にされ、そのドーナツ状のオレンジの画像をニュースでご覧になった方も多かったと想います。「地球上の8つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクト」「地球の直径サイズの望遠鏡を作った。」と解説番組でイラストを目にしました。 

 現在、TMTというプロジェクトが動いています。直径30メートル(Thirty Meter Telescope)の天体望遠鏡を作ろうというプロジェクトです。30メートルの望遠鏡をこれから作ろうという時に、地球の直径サイズの望遠鏡を作れたのは何故か。 

 そのポイントは、2つあるのではないでしょうか? 

 (1)観測に使用した光の波長は、 1.3mm の電波であったこと。 

 (2)世界同時観測の、その「同時」の精度に原子時計が使われたこと。 

この2点です。 

 髪の毛の太さが約0.07mmですので、髪の毛20本分の寸法の波長の光を観測に使ったことになります。すなわち、今回の快挙の影に隠れた技術のポイント一つは、「時計」だと想いました。 

 私は高校生の時、15mmほどの分厚いガラス円板を2枚入手し、それを研磨砂で磨いて反射望遠鏡の鏡を作り、反射式の天体望遠鏡を作ったことがあります。口径10cmと口径15cm2台の反射望遠鏡を作りました。反射鏡の製作は、まず「完全なる球面」を目指します。最後に鏡の中央を球面よりも僅かに深掘りして、放物面(パラボラ)にします。 

 ここで、目標とする表面精度ですが、可視光波長の1/4とか、1/8の精度で磨き上げます。λ/4とか、λ/8という表記をします。可視光を555nm(緑)とすれば、100nm01μm=0.0001mm程度の精度を狙って削る。反射望遠鏡の鏡の精度は、観測に使う波長の1418程度の精度が必要。これがまず覚えておくべき重要な数字です。 

 ~~・~~・~~ 

 波長1.3mmの光の14は、約0.3mmです。よって、波長1.3mmの光で観測する望遠鏡の製造精度は、0.3mmの寸法精度で、表面の形状を厳密に製造する必要があります。では、「世界同時に観測する」ためには、何がポイントか? それは、「世界同時観測する観測所で使用する時計の精度は、光が0.3mm進む時間よりも短いこと。」です。そこで、次に計算してみましょう。ぜひご一緒にトライしてみてください。 

Q:光が0.3mm進むために必要となる時間は何秒か。1/10xxxx。とゼロがいくつ並ぶかを計算してみてください。 

 

<計算> 

光は、1秒間に地球を7周半回る。地球の直径は、14万キロメートルでしたね。

 よって、30万キロメートル。次に、単位を揃えます。問いは、[0.3mm]ですので、30万キロメートルもミリメートルの単位に変えます。30km = 30 ×10,000 km = 30 x 10,000 x 1,000 [m] ゼロが多い時は、その数を数えて表記します。3×10^8 [m]、問いの単位は、mmですので、更に1000倍(ゼロ3つ増やす)します。 

3×10^11[mm]、さて、これで準備が整いました。 

Q:光が0.3mm進むために必要となる時間は何秒か。時間は、距離、割る、速度で得られますので、0.3/3×10^11 を求めます。0.3/3×10^11 = 3/3x10^12=1/10^12=10^(-12)。ゼロが12ケで、1兆です。よって、1兆分の1秒が答えです。 

 ちなみに、原子時計の精度は、現在、10^(-15)  ~ 10^(-11) の範囲にあるとのことです。「高精度のものは3000万年に1秒程度、小型化された精度の低いものでも3000年に1秒程度の誤差である。」(Wiki)だそうです。 

 いつか、今回のブラックホール可視化の仕掛け人、本間希樹教授のプログラムが公開される。世界中に0.3mmの精度で電波望遠鏡を作る人が溢れる。安価な原子時計モジュールが発売される。波長1.3mm電波の安価なセンサが発売される。さて、そんな個人が趣味でブラックホールを撮影する時代はやって来るのでしょうか。 

関連記事: 

2019219日、 原子時計が、小型低消費電力に。https://bit.ly/2NkLwt3 

2.2×10-12の長期周波数安定度を達成した。「この開発品は、5年後を目途に販売開始を目指す。」

 

(追記)

ALMA プレスリリース

https://alma-telescope.jp/news/press/eht-201904

イベント・ホライズン・テレスコープを構成する各望遠鏡は、物理的に直接つながっているわけではありませんが、非常に精密な原子時計によってデータが正確に同期されています。

今回の観測は20174月に行われ、波長1.3mmの電波が観測されました。

イベント・ホライズン・テレスコープの各望遠鏡は1350テラバイトという膨大なデータを生み出し、ヘリウムガスが充填された高性能なハードディスクに蓄積されました。

これらのデータは、マックスプランク電波天文学研究所とマサチューセッツ工科大学ヘイスタック観測所にある専用の高性能スーパーコンピュータ(相関器)に運ばれ、処理されました。

処理されたデータをもとに、研究者たちは苦心して自分たちで作ったソフトウェアを使って画像化を行いました。



1日350テラバイトかぁ。

2019年3月16日 (土)

Kodak コダック カラーセパレーションガイド&グレースケール Q-13 8インチ 1527654

KODAK Gray Scale チャート

(c) Eastman Kodak Company,1994

Kodak コダック カラーセパレーションガイド&グレースケール

Q-13

8インチ

1527654


Color Separation Guide and Gray Scale (Large)

Color Separation Guide and Gray Scale (small)


- パッチサイズ

        17.7 x 30 mm

        10パッチで、7インチ、3パッチで約2インチでした。

 全体のサイズは、349 x 75 mm^2 です。

 ちっこいgrayScaleもあります。

 こちらの全体のサイズは、197 x 56 mm^2 です。

- 濃度番号

        A , 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , M , 8 , 9 , 10 , 11 , 12 , 13 ,

        14 , 15 , B , 17 , 18 , 19

 で、B1.6OD相当でした。

ちなみにColor Tron でのデータは、(1回測定、平均処理無し)

色の名前 Status T濃度 [ C / M / Y / K ]

#A      0.015   0.017   0.025   0.017

#1      0.124   0.128   0.133   0.126

#2      0.245   0.250   0.248   0.248

#3      0.343   0.349   0.346   0.346

#4      0.429   0.439   0.437   0.434

#5      0.536   0.542   0.536   0.539

#6      0.640   0.650   0.644   0.645

#M      0.743   0.749   0.744   0.746

#8      0.841   0.849   0.840   0.845

#9      0.948   0.954   0.944   0.951

#10     1.042   1.050   1.037   1.045

#11     1.144   1.151   1.134   1.147

#12     1.236   1.244   1.220   1.239

#13     1.332   1.335   1.310   1.333

#14     1.410   1.434   1.414   1.420

#15     1.519   1.520   1.489   1.518

#B      1.606   1.618   1.579   1.612

#17     1.706   1.724   1.678   1.714

#18     1.819   1.849   1.809   1.828

#19     1.909   1.923   1.888   1.909

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初出 Nifty-serve 1996/08/31 09:16


シェーディング補正機能の魅力

シェーディング補正機能の魅力

http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2011/…/post-2818.html
相変わらず この記事が 閲覧トップだ。
何故なんだろうか。

■双眼鏡という視力拡大装置

裸眼の視力1の眼は、角度分解能1’(分)

つまり、1度の1/60を分解できる。

両眼で、110度を一度に見ていると仮定して、
注目箇所に眼の最も解像度の高い場所を向けたとしたら、
裸眼は、一度に

110度*60=6600画素
を眺めていることになる。

だから、8K放送のマイクロLEDのディスプレイが、
体育館のステージ長くらいの幅で映像を映していると
視力的には、恐らく、本物のステージを目の前にしているのとさして変わらない印象を受けることになる。

欲を言えば、もう2倍(16K)まで欲しいけど。

〜〜・〜〜・〜〜

観光地に行くと、眺めの良いところに有料の双眼鏡が置いてある。
どんなに視力の良い人でも、視力2だから、角度1度を120分割するのがやっとってことだ。
そこで、特定の方位を双眼鏡で拡大して眺めると、裸眼では見えない映像を見ることができる。
これは、空間分解能を上げる道具であると言える。

■濃度拡大装置
Photoshop のレベル補正、ImageJのBrightness/Contrast

次に、階調の話。

素朴な疑問:

 肉眼は 一度に どのくらいの範囲で 明暗(輝度差)を 見分けている のか?

こないだライカのデジカメが、ラティチュード13絞りと発表して、
ISO感度を見ると、50〜50000と書いてあった。

つまり、1000倍の感度設定範囲がある時に、13段と言っているわけで、
2^13=8192の輝度差を撮影できるセンサを使って、13段撮影可能カメラと言っている。
ってことは、適正露光で、8192/1000=8.2倍程度の輝度差を一度に撮れれば由としている。

と考えられる。3絞り分だね。
OD=-LOG(1/8)=0.9 つまり、濃度0.9くらいを最も黒いと見る。
これは、新聞のカラー写真程度だ。(光学濃度0.9)

一般的には、裸眼は、5ビット程度、つまり、32階調程度を一度に見ていると言われる。
最も明るい所に、裸眼の絞り(虹彩)を合わせた時に、
1/32を黒として認識する、ということになる。

反射率 1/32=3.1% ってのは、光学濃度で 1.5。
この1.5というインキ濃度は、一般的な印刷物の濃度である。
印画紙の最大濃度で、2.3くらい。
インクジェットプリンタが頑張って、2.0くらい。
オフセット印刷物の一般的な濃度が、1.5

以上をまとめると、だいたい、普段の裸眼で、階調 32くらいを見ている。
~~・~~・~~
これに対して、8bitのスキャナで、256階調。
16bitのスキャナで、65536階調。を得ることができる。

そこで、丁度さっきの空間分解能(視力)を補助する双眼鏡のように、
階調を見分ける能力を補助する「階調ズーム」の機能を使うと、
裸眼では見えない微妙な濃度差を裸眼でも見分けることができるようになる。

それが、

Photoshop のレベル補正

ImageJのBrightness/Contrast、ですね。

いわゆるヒストグラムを部分拡大する機能だ。

~~・~~・~~
しかし、ここに落とし穴がある。
例えば、再生紙を作る製紙メーカーが、仕上がった紙の濃度ムラを計測しようとする。
紙の反射率が、A4紙、A3紙、A2紙の全面で、反射率が均一かどうかを調べようとするときに、16bitのカメラを使って撮影した画像のヒストグラムを拡大して、ムラを顕在化しようとする。

その時に見えてくるのは、実は、照明装置の照明ムラだ。
そこで、シェーディング補正が重要な機能になる。

(A)光源の照明ムラ。
(B)レンズの周辺減光のムラ。
(C)センサの画素ごとの感度ムラ。
これらを全て較正(キャリブレーション)する。

すると、シェーディング補正した後の、16bit画像は、
計測したい対象物の微妙な反射率のムラが見事に可視化できる。

そうやって、いままで、高額な濃度測定機を使って、
1箇所づつ、点で濃度を計測していても、
うまく見えなかった微妙なムラが、
いとも簡単に2次元の画像として可視化できる。

これが、シェーディング補正を使った16bitスキャナが持つ、「濃度ズーム」の威力だ。この能力を知ったアナリスト(分析屋)は、イメージスキャナの持つ魅力に惹かれる。

(了)

2019年3月15日 (金)

赤外線画像で測る、赤外線画像で解析する

近赤外線領域には、物質由来の吸収波長があります。

例えば、メロンの糖度の検量線をあらかじめ作成し、特定波長で得た画像の濃度から、メロン切断面の糖度分布を得ることができます。
これは、撮影に使用した特定の波長が、糖分の成分に由来した吸収がなされると推定されます。

スキャン波長は、糖度と逆相関のある 676nm

スキャンした生画像:

■検量線を作成して、糖度を可視化した画像 〜〜・〜〜・〜〜
〜〜・〜〜・〜〜
■ マルチバンドイメージスキャナによる解析
現在、製造はしておりませんが、スキャニングサービスを提供している製品にマルチバンドイメージスキャナ MBS-5593があります。
このスキャナは、以下の特徴を有しています。
=====
○光学解像度:32マイロメートル( 800ppi)
○有効波長: 555nm〜930nm
※結像は、λ= 500nm 〜 1020nm まで可能です。
○階調:16bit (65536階調)
○ガンマ:専用ソフト iMeasureScan.exe を使うことで 反射率に比例した値を16bitで得ることができます。光学濃度 ( Optical Density ) 最大 4.8 まで定量可能です。OD = -1 * LOG(スキャン値/65535)
○デジタル増感:専用ソフト iMeasureScan.exe を使うこと加算平均を実施し、暗部ノイズを低減可能です。実績で、OD5.2まで識別可能。
○タイムラプス撮影:可能。専用ソフト iMeasureScan.exe を使用。

○レンタル可能なバンドパスフィルタ波長一覧。
この一覧は現在弊社に在庫のあるフィルタです。
※別途、ご注文により、λ=10nm単位での波長が選択可能です。
=====
■より高度な使い方
例)動脈と静脈を際立たせる。
血管の静脈に吸収を持つ波長(λ1)
血管の動脈に吸収を持つ波長(λ2)
どちらにも吸収を持たない波長(λ3)
これら3つの波長で得た画像を演算します。
・演算をする理由
イメージスキャナは、校正する機能(シェーディング補正)を持っているため、被写体の反射率に比例した忠実な反射画像を得ることが可能です。
紙状の平面物であれば、この機能が有効ですが、相手が立体的な対象物の場合、照明に依存した影が生じます。
この影は、1チャンネル(1波長)の画像のみを解析する場合は、材料(素材)の吸収によって黒いのか、照明光による影によって黒いのか判断がつきません。
その場合、2種類の波長で得た画像があれば、その画像同士で演算することで、光源による影の影響をキャンセルする(校正する)ことが可能となります。

2019年1月25日 (金)

イメージスキャナー開発現状とカラー化技術 1991.4.16 講演資料

日本工業技術センター 講演 1991.4.16

イメージスキャナー開発現状とカラー化技術

http://www.imeasure.co.jp/pdf/NihonKougyouCenter.pdf

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